作家・曽野綾子氏が産経新聞に書いたコラムが国際的な問題になっている。
内容は、介護と移民。
介護職員として移民を受け入れるのは仕方がないことだとして、曽野氏はこう綴る。
『移民としての法的身分は厳重に守るように制度を作らねばならない。条件を納得の上で日本に出稼ぎに来た人たちに、その契約を守らせることは、何ら非人道的なことではないのである』
つまり、移民や日本に出稼ぎに来た方々は、一般の日本人と法的差別を受けて当然。仮に過酷な労働を強いられても、それは非人道的でない、という考え方だ。
何とも前時代的、完全な差別主義者ですね、曽野綾子って人は!
曽野氏はさらに綴る。
南アフリカの例を出して、
『白人、アジア人、黒人というふうに分けて住む方がいい、と思うようになった』
これを世界では、人種隔離政策<アパルトヘイト>と呼ぶのですよ、曽野さん!
完全に差別と人権無視の思想。
このコラムに関し、『アフリカ日本会議』は抗議。
南アフリカのペコ駐日大使は、
「アパルトヘイトを許容し、美化した。行き過ぎた、恥ずべき提案」「アパルトヘイト政策は人道に対する犯罪。21世紀において正当化されるべきではなく、世界中のどの国でも、肌の色やほかの分類基準によって他者を差別してはならない」
と批判。
このニュースは全世界に配信された。
まあ、曽野綾子という人が個人的にどんな考えを持っていたとしてもいいんですよ。
ただ、彼女は、政府の教育再生実行会議のメンバー(2013年10月に辞任)であり、文部科学省が現在配布している「私たちの道徳」の中学生版に掲載されている人物。
こんな差別主義者の、時代に逆行する人物が道徳を教えていいのか?
教科書に載っていいのか?
おまけに、これが全世界に配信され、保守の人たちがしばしば口にする、日本の品位を完全におとしめた。
アフリカの国々にいくらODAで資金やインフラ援助しても、すべてがムダに。
それでもって、僕が危惧するのは、安倍首相も本音はこういう考えなのではないかということ。
なぜなら、曽野綾子氏は、安倍内閣の私的諮問機関である、道徳の教科化を勧める教育再生実行会議のメンバーだったのですから。
コラムの記事はこちら。
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内容は、介護と移民。
介護職員として移民を受け入れるのは仕方がないことだとして、曽野氏はこう綴る。
『移民としての法的身分は厳重に守るように制度を作らねばならない。条件を納得の上で日本に出稼ぎに来た人たちに、その契約を守らせることは、何ら非人道的なことではないのである』
つまり、移民や日本に出稼ぎに来た方々は、一般の日本人と法的差別を受けて当然。仮に過酷な労働を強いられても、それは非人道的でない、という考え方だ。
何とも前時代的、完全な差別主義者ですね、曽野綾子って人は!
曽野氏はさらに綴る。
南アフリカの例を出して、
『白人、アジア人、黒人というふうに分けて住む方がいい、と思うようになった』
これを世界では、人種隔離政策<アパルトヘイト>と呼ぶのですよ、曽野さん!
完全に差別と人権無視の思想。
このコラムに関し、『アフリカ日本会議』は抗議。
南アフリカのペコ駐日大使は、
「アパルトヘイトを許容し、美化した。行き過ぎた、恥ずべき提案」「アパルトヘイト政策は人道に対する犯罪。21世紀において正当化されるべきではなく、世界中のどの国でも、肌の色やほかの分類基準によって他者を差別してはならない」
と批判。
このニュースは全世界に配信された。
まあ、曽野綾子という人が個人的にどんな考えを持っていたとしてもいいんですよ。
ただ、彼女は、政府の教育再生実行会議のメンバー(2013年10月に辞任)であり、文部科学省が現在配布している「私たちの道徳」の中学生版に掲載されている人物。
こんな差別主義者の、時代に逆行する人物が道徳を教えていいのか?
教科書に載っていいのか?
おまけに、これが全世界に配信され、保守の人たちがしばしば口にする、日本の品位を完全におとしめた。
アフリカの国々にいくらODAで資金やインフラ援助しても、すべてがムダに。
それでもって、僕が危惧するのは、安倍首相も本音はこういう考えなのではないかということ。
なぜなら、曽野綾子氏は、安倍内閣の私的諮問機関である、道徳の教科化を勧める教育再生実行会議のメンバーだったのですから。
コラムの記事はこちら。
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