平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

相棒20 「復活」3部作~VR・整形・戸籍偽造・死の偽装・フェイク動画、ウソでいっぱいの世界!

2021年11月09日 | 推理・サスペンスドラマ
 そう言えば、『相棒20~復活3部作』のレビューを書いていなかった。
 VR世界を作ったりして大がかりだったけど、ただ長いだけって感じだったからなあ。
 官房長官・鶴田翁助(相島一之)との対決と言っても、対決らしい対決はなかったし。

 僕が考えたことは、ただひとつ。

 鶴田翁助のまわりはウソばかり。

・ヴァーチャル空間
・フェイク動画
・整形→別人
・戸籍偽造
・死の偽装
 どれもみんな作られたウソだ。
 鶴田はウソの現実をつくって、自分の権力を維持している。

 作家さんが、この3話を通して描きたかったのは、こういうことだろう。

 折しも、先の衆議院選で、首相の岸田文雄が茨城3区の候補者の応援に行った時、こんなことがあったらしい。
『岸田首相、「茨城6区」応援演説に「日当5000円」でサクラ動員』(Yahooニュース)
 つまり日当5000円でサクラを雇い、人がいっぱい集まっているように見せていた!
 岸田首相や候補者がさも人気があるように見せかけていた!
 ある人はこれを揶揄して「サクラが見る会」←上手い!
 まあ、自民党は支援者が勝手にやってることだと言って、とぼけているらしいんだけど。
 ウソか本当かわからない。

 このように政治家のまわりはウソばかり。
 ツイッターの政治アカウントDappiなどもそうだが、カネを払って自分に有利な虚構の世界を作っている。
 そんな虚実入り交じった世界で、僕たちはダマされないようにしないといけない。

 この点で、『相棒20 復活3部作』は極めて現代的なテーマの作品だった。

コメント
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