平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

相棒 「右京の腕時計」~結婚記念日にカノンが流れる置き時計

2013年11月21日 | 推理・サスペンスドラマ
 今回は<人の認識>について。
 なくなっていた時計の歯車を見つけたことで、時計師・津田陽一(篠田三郎)は「妻が恨みを晴らしてほしい」と言っていると考えた。
 一方、右京(水谷豊)は「本来の時計師に戻って欲しいと奥様は言っているのではないでしょうかね」と別に見方。
 同じ出来事でも人の認識って、こんなに違う。

 人の認識の違いについては、今回こんなことも。
 ファッションデザイナーの関一馬(辰巳蒼生)の別荘で死んでいた時計輸入販売会社の社長・藤井守(井上純一)。
 伊丹たちは、関一馬が自殺を装って藤井守を殺したと考えたが、右京は逆の認識を。
 すなわち、藤井が関を殺そうとした。

 人が物事を認識するのって、こんなに不安定で不確実なんですね。
 思い込みや立場によって、結論がまったく違ったものになる。
 もし津田が、時計の歯車を見つけたことを「本来の時計師に戻ってほしいと妻が言っている」と認識していたら、今回のような悲劇は起こらなかった。
 人が生きるって、こんなに危ういものなんですね。
 ちょっとした認識の違いで間違った道に進んでしまう。
 今回はそんなお話。

 結婚記念日のみにカノンの曲が流れる置き時計がロマンチックでしたが、同時に犯人が犯行を確信する小道具にもなる。
 上手い小道具の使い方だと思いました。
「私の人生はこの時計を直すことにあったのかもしれませんね」
 という犯人のせりふも泣ける。

 あとは右京さんの物へのこだわり。
 右京さんの時計は手巻き時計でした。



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