「銃口を向ければ相手の動きを封じることができる。
弾丸が当るかどうかではない。鉄砲の怖さを知っていれば気楽に攻め込むことをしない。
鉄砲でいくさの有り様が変るぞ。いくさが減るぞ」
『抑止力』ってやつですね。
現代で言えば、鉄砲は『核ミサイル』。
核ミサイルがあるから気楽に戦争できない。
でも、いったんその武器を使用したら──
長篠の合戦で武田軍が壊滅したように核ミサイルで人類や地球上の生物が絶滅する。
光秀(長谷川博己)は学びの時期。
鉄砲の限界を感じていたが、松永久秀 (吉田鋼太郎)のこの言葉で『抑止力』という新たな視界が開けた。
人間関係をつくる時期でもある。
細川藤孝(真島秀和)、三淵藤英(谷原章介)、足利義輝(向井理)。
これらの人脈が今後どう活きるのか?
やはり人間に『旅』は必要なんですね。
旅をすれば視野が広がる。
さまざまな身分や価値観をもつ人とも知り合える。
「青年よ、旅をせよ」
「青年は荒野をめざす」
一方、光秀は独創的でもある。
「より良く活用するために鉄砲の仕組みを学びたいのだ」
と言って鉄砲を解体しようとする。
こういう発想はなかなか出てこない。
普通の人は時計を使うが、時計を解体して仕組みを知ろうとは思わない。
光秀、なかなかやるな。
今回登場した伊平次も井戸に落ちたり、瓜を盗んでいた悪童だったが、『鉄砲』を極めて大名や将軍から求められる存在になった。
他の人がやらないこと、自分しか知らない技術や知識は道を拓く。
「芸は身を助ける」
そして、駒(門脇麦)。
光秀のことが好きな様子。
帰蝶(川口春奈)もおそらく光秀のことが好き?
西郷どんもそうだったが、大河の主人公は女性にモテる。
これまた『大河ドラマ』の王道だ。
菊丸(岡村隆史)もいい感じ。
駒の光秀に対する気持ちを慮って、首を寝違えて疲れたふりをして駒をひとりで行かせた。
もし菊丸がいたら駒は十分に別れを惜しめない。
ここはふたりきりにしてあげるのが正解。
木に寄りかかって駒が戻ってくるのを待っているのも、何かせつない。
駒と菊丸パート、いいですね。
菊丸がいるから、駒の魅力が活きてくる。
菊丸がおらず、駒が「光秀様、好きです」と思っているだけでは魅力は半減してしまう。
弾丸が当るかどうかではない。鉄砲の怖さを知っていれば気楽に攻め込むことをしない。
鉄砲でいくさの有り様が変るぞ。いくさが減るぞ」
『抑止力』ってやつですね。
現代で言えば、鉄砲は『核ミサイル』。
核ミサイルがあるから気楽に戦争できない。
でも、いったんその武器を使用したら──
長篠の合戦で武田軍が壊滅したように核ミサイルで人類や地球上の生物が絶滅する。
光秀(長谷川博己)は学びの時期。
鉄砲の限界を感じていたが、松永久秀 (吉田鋼太郎)のこの言葉で『抑止力』という新たな視界が開けた。
人間関係をつくる時期でもある。
細川藤孝(真島秀和)、三淵藤英(谷原章介)、足利義輝(向井理)。
これらの人脈が今後どう活きるのか?
やはり人間に『旅』は必要なんですね。
旅をすれば視野が広がる。
さまざまな身分や価値観をもつ人とも知り合える。
「青年よ、旅をせよ」
「青年は荒野をめざす」
一方、光秀は独創的でもある。
「より良く活用するために鉄砲の仕組みを学びたいのだ」
と言って鉄砲を解体しようとする。
こういう発想はなかなか出てこない。
普通の人は時計を使うが、時計を解体して仕組みを知ろうとは思わない。
光秀、なかなかやるな。
今回登場した伊平次も井戸に落ちたり、瓜を盗んでいた悪童だったが、『鉄砲』を極めて大名や将軍から求められる存在になった。
他の人がやらないこと、自分しか知らない技術や知識は道を拓く。
「芸は身を助ける」
そして、駒(門脇麦)。
光秀のことが好きな様子。
帰蝶(川口春奈)もおそらく光秀のことが好き?
西郷どんもそうだったが、大河の主人公は女性にモテる。
これまた『大河ドラマ』の王道だ。
菊丸(岡村隆史)もいい感じ。
駒の光秀に対する気持ちを慮って、首を寝違えて疲れたふりをして駒をひとりで行かせた。
もし菊丸がいたら駒は十分に別れを惜しめない。
ここはふたりきりにしてあげるのが正解。
木に寄りかかって駒が戻ってくるのを待っているのも、何かせつない。
駒と菊丸パート、いいですね。
菊丸がいるから、駒の魅力が活きてくる。
菊丸がおらず、駒が「光秀様、好きです」と思っているだけでは魅力は半減してしまう。
そのため、当面の「抑止力」理論。
しかし、おっしゃるとおり将来長篠で「抑止力」理論の崩壊を目にしたとき、光秀はどう感じるのでしょうね。
「学び」という点に関して言えば、前回の京都出張時と比べ光秀には明らかに成長が見られました。
まず、「ケチな殿」道三から旅費の全額支給を勝ち取りました。
道三の側からの命令であることを指摘し、自分が道三にとってそれだけの価値があることを読み切っての交渉。
しかも、目一杯独立した存在として活動しているように見えます。
今回獲得した人脈は、道三の家臣としてというよりは光秀個人の財産になるように思われますので。
今回のキーパーソンである伊平次が光秀の旧知の人間だった、というのは例によってやや調子よすぎ―でも許容します―だとしても、そのおかげで久秀とほぼ対等の関係にも立てています。
>菊丸がおらず、駒が「光秀様、好きです」と思っているだけでは魅力は半減してしまう。
なるほど!ですね。
実は、私は現在BSの韓国時代劇の方にハマっているのですが、ヒーローとヒロイン双方に、三角関係にもなりうる立ち位置にいながら結局二人の関係をサポートする人物がそれぞれ存在していて、良い味を出しています。
いつもありがとうございます。
確かに光秀は成長していますよね。
鉄砲に関する認識が深まり、人脈も松永久秀や三淵藤英だけでなく、さらに拡がりました。
伊平次に関しては「調子よすぎー」ですよね。
でも、物語をテンポ良く進めるにはこれくらいのご都合主義は許容範囲?
光秀にはなぜか協力的な人が集まるようです(笑)
駒に関しては、光秀のお母さんは割と怖かったですね。
「いくさがあるから京に帰りたくない」という駒に対し「美濃にもいくさがある」と言って帰ることを促す母上。
ここには「あなたのような町医者の娘が光秀に想いを寄せるのはやめなさい」という意思があるような気がします。
なかなか巧みな人間描写だと思いました。
韓国の時代劇は総じて面白いですよね。
あざとい部分もありますが、しっかり人間ドラマがあります。
韓流ドラマはハマると、どんどん見てしまうんですよね。