いくさが続き、庶民は疲弊。
岡崎城の米蔵の米もなくなって来た。
これにどう対応するか?
本多正信(松山ケンイチ)は
「信長に金を借り、今川領を切り取って返していきましょう」
なかなか合理的な策だ。
だが、家康(松本潤)は信長に借金したら完全に上と下の従属関係になると懸念する。
そして寺が「不入権」で年貢を納めていないことに着目する。
特に目をつけたのは今、人気の一向宗だ。
他の宗派は頼めばいくらかは応じてくれるのだが、一向宗はビタ一文払おうとしない。
家康は一向宗の本證寺に潜入。
自由な男女関係や踊りが不浄だとして、年貢と力で取り立てる。
かくして三河一向一揆が始まった!
…………………………………………………
三河は「わしの家」、家臣も領民も「わしの家族」だと考えて、
「元康」から「家康」に改名したのに、民は反発し一揆が起こる。
なかなか皮肉な作劇だった。
捻り方が絶妙だと思う。
家康がこんな判断をした原因は、本證寺の空誓(市川右團次)にあるのだろう。
三河にもうひとりの君主がいたからだ。
おまけに空誓は自分より人望がある。
空誓の言葉で皆が笑う。
貧しさで子供を捨てしまった親の話には説得力がある。
家康は嫉妬や危機感を抱いたに違いない。
実際、空誓はもうひとりの君主だった。
家康は現実世界の君主、空誓は宗教世界の君主。
おまけにこんなことを言われる。
家康は民に苦しみを与える側、空誓は民を救う側。
年貢を納めない理由は、
「政をしている連中が阿呆だからじゃ!
連中はいくさにカネを使う。死に金じゃ!」
これらの言葉には、家康も面白くなかった様子。
家康には「自分たちは命がけで民の平和を守っているのに」という思いがある。
家康と空誓。
ここには2023年の日本の現実も集約されている。
防衛費2倍。
軍拡すれば当然税金があがる。今まで享受していた行政サービスも削られる。
統一教会問題から発展して宗教法人から税金を取れ、という意見もある。
まさに作品は時代を映す鏡だ。
一揆の際に空誓はこう叫んだ。
「進む者は往生極楽! 引く者は無間地獄よ!」
こういう死を怖れない軍隊は強い。
自分に大義があると思っているし、逆に家康側は大義が希薄だ。
これをどう収める、家康?
三河家臣団では今回、渡辺守綱(木村昴)が注目された。
ゲーム『信長の野望』。
徳川家康でプレイする時、前半は家臣が足りないので、渡辺守綱は重宝するんですよね。
こうやって、ひとりずつ家臣を紹介していくのはいい感じ。
瀬名(有村架純)は前回の父と母の悲劇を乗り越えている様子。
明るく屈託がなく、本證寺の踊りにも参加していた。
瀬名の心の中や如何に?
岡崎城の米蔵の米もなくなって来た。
これにどう対応するか?
本多正信(松山ケンイチ)は
「信長に金を借り、今川領を切り取って返していきましょう」
なかなか合理的な策だ。
だが、家康(松本潤)は信長に借金したら完全に上と下の従属関係になると懸念する。
そして寺が「不入権」で年貢を納めていないことに着目する。
特に目をつけたのは今、人気の一向宗だ。
他の宗派は頼めばいくらかは応じてくれるのだが、一向宗はビタ一文払おうとしない。
家康は一向宗の本證寺に潜入。
自由な男女関係や踊りが不浄だとして、年貢と力で取り立てる。
かくして三河一向一揆が始まった!
…………………………………………………
三河は「わしの家」、家臣も領民も「わしの家族」だと考えて、
「元康」から「家康」に改名したのに、民は反発し一揆が起こる。
なかなか皮肉な作劇だった。
捻り方が絶妙だと思う。
家康がこんな判断をした原因は、本證寺の空誓(市川右團次)にあるのだろう。
三河にもうひとりの君主がいたからだ。
おまけに空誓は自分より人望がある。
空誓の言葉で皆が笑う。
貧しさで子供を捨てしまった親の話には説得力がある。
家康は嫉妬や危機感を抱いたに違いない。
実際、空誓はもうひとりの君主だった。
家康は現実世界の君主、空誓は宗教世界の君主。
おまけにこんなことを言われる。
家康は民に苦しみを与える側、空誓は民を救う側。
年貢を納めない理由は、
「政をしている連中が阿呆だからじゃ!
連中はいくさにカネを使う。死に金じゃ!」
これらの言葉には、家康も面白くなかった様子。
家康には「自分たちは命がけで民の平和を守っているのに」という思いがある。
家康と空誓。
ここには2023年の日本の現実も集約されている。
防衛費2倍。
軍拡すれば当然税金があがる。今まで享受していた行政サービスも削られる。
統一教会問題から発展して宗教法人から税金を取れ、という意見もある。
まさに作品は時代を映す鏡だ。
一揆の際に空誓はこう叫んだ。
「進む者は往生極楽! 引く者は無間地獄よ!」
こういう死を怖れない軍隊は強い。
自分に大義があると思っているし、逆に家康側は大義が希薄だ。
これをどう収める、家康?
三河家臣団では今回、渡辺守綱(木村昴)が注目された。
ゲーム『信長の野望』。
徳川家康でプレイする時、前半は家臣が足りないので、渡辺守綱は重宝するんですよね。
こうやって、ひとりずつ家臣を紹介していくのはいい感じ。
瀬名(有村架純)は前回の父と母の悲劇を乗り越えている様子。
明るく屈託がなく、本證寺の踊りにも参加していた。
瀬名の心の中や如何に?
>「わしは寺とは戦いとうない、戦わずして収める方法はないのか」
そんなことを言ってたんですね。
どういう流れで言ったのかを確認してみます。
以前も書きましたが、僕の今作のシンクロ率は50%です。
人物の描かれ方が足りないのか、どうも登場人物に共感できないんですよね。
家康って、守護大名クラスとまでは行かずとも、それなりの家柄のそれなりの身分のはずです。
あれだけの家臣が何人もついていて、小さい頃からそれなりの教育は受けているはずです(帝王学とまでは行かずとも…)
寺社がオレの命を聞かないのは許さん!と先週までいきり立っていたかと思うと、今夜(2/26)の第8話では、突如として「わしは寺とは戦いとうない、戦わずして収める方法はないのか」といったことを口走る始末です…
ちょっと何言ってるのかよく分かりません…
サンドイッチマンの台詞の漫才ですよ。
何だかよく分からないので、教育テレビにチャンネルを回して、日曜美術館を見ました。
ルーブル、いいですね…
突き詰めれば「当時の時代状況を理解していなかった家康」ということになるんでしょうね。
繰り返しになりますが、これを「若さ・未熟」と取るか、「バカ殿」と取るかは視聴者次第。
そして、これも以前書いたことの繰り返しになりますが、本日(26日)の放送で、老家臣が「何てことをしてくれたんだ!」と家康をとがめるシーンがあるようです。
つまり、老家臣は当時、寺社がどのような存在であったかを老家臣は理解していたが、家康は理解していなかったということなのでしょう。
なので、この件に関して、僕と2020-08-15 21:07:49さんの理解はほとんど同じだと思います。
フィクションと史実。
大河ドラマでは、時折この議論が起きるのですが、「どこまでフィクションを許容するか?」は視聴者次第なんですよね。
極端な例をあげれば
「水戸黄門」をOKとする視聴者もいれば、「あんなものは水戸光圀を描いていない」と否定する視聴者もいる。
>「政をしている連中が阿呆だからじゃ!連中はいくさにカネを使う。死に金じゃ!」
>「自分たちは命がけで民の平和を守っているのに」
ドラマが現在を反映するものだとすれば、こういう問題設定はあり得ますよね。
僕はこれに関しては空誓を支持しますが、一応、「両論併記」をしているので良しとするのは、いかがでしょう?
>この言葉ですが、これらの言葉には、家康も面白くなかった様子。
>家康には「自分たちは命がけで民の平和を守っているのに」という思いがある。
まさかとは思いますが…
ここに、今のNHKの政治的スタンスをさりげなく潜り込ませている可能性はあるかもしれません。
つまり…
「今の日本をダメにしているのは、ケンポ~9条を守れば平和が保たれると空論を唱える平和主義者だ!こいつらは当時の寺の坊主のようなもので、成敗されなくてはならない!」
…というNHKのメッセージがあるのかもしれませんね。
「なんで三河にもうひとりの君主がおるんじゃ!」と、突然いきり立つ家康の姿って、もしかすると「現代のネトウヨの怒り」を投影したものかもしれません。
だって、寺社領が荘園的に独立しているのは、当時の社会常識からすればまだまだ「あり」な実態なんですから…
ただ、時代背景からすれば、当時の日本は、中世から近世の変わり目で、中世がまだ色濃く残っているわけです。
中世がいつから始まるのかと言えば、平安時代中期に「墾田永年私財法」ができて、律令国家的な「土地は公有・国有」という原則が崩れたころからでしょう。
鎌倉幕府など、土地を私有する御家人領の連合体のようなものでした。
鎌倉殿が日本を支配していたわけではなく、連邦です。寺社領も御家人と同じように、自主独立です。
室町幕府の体制も、基本的にはそれを踏襲しました。
つまり「三河に空誓というもうひとりの君主がいたこと」くらいは、まだまだ当たり前の時代で、ただいきり立つだけの信康は、当時の時代状況を理解していなかったトンチンカンな人物(バカ殿?)、になりかねません。
戦国大名という存在は、室町時代の守護大名の発展形ですが、守護大名と大規模寺社は、同格のような時代を経て、パワーゲームの末に、戦国大名が領地に対する一元的な支配を確立するわけです。
そういった歴史の流れを踏まえれば、
「この三河をより強くするためには、寺社といえどもわしに従ってもらう!」
といった、現状を理解した上で、変革を目指す台詞にすればいいんです。
「君主はわしじゃ、もうひとりの君主がいるのはアタマにくる!」
というノリの脚本では、ちょっと弱いと思います。
まあ、そういうことなんです。
見ていただいたんですね。
ありがとうございます!←NHKの人間か!
僕としては、一応「不入権」のことは紹介されていましたし、
強奪に至った理由として、
・三河に空誓というもうひとりの君主がいたこと
・自分たちは命がけで三河を守っているのにという思い
・他の宗派は頼めば年貢を出してくれるのにという思い
が描かれていたので「ドラマとしてはありかな」と考えました。
まあ、この家康の行動を「若さ・未熟さ」(私)「バカ殿」(2020-08-15 21:07:49さん)と取るかは視聴者次第。
フィクションよりも史実重視で見てしまうと、2020-08-15 21:07:49さんのような結論になってしまうんですよね。
本日(2/26)の放送では、服部半蔵の伊賀忍者軍団が本證寺に忍び込むみたいです。
ここまで来ると、フィクションの度が過ぎて、さすがの僕も、う~んと頭を抱えてしまうかもしれません。
再放送見ました。
結論から言えば、ますます混乱しました。
このことって、高校で日本史を履修している人なら誰でも知っている「不輸不入の権」ですよね?
あの時代の日本の伝統あるデカいお寺って、基本的に「荘園」です。
殿様に租税払わないでもよかったんですよ。
もちろん、払いたければ払っていいんでしょうけど、殿様が気に入らなければ払わないでもいいわけで、吉原の花魁的に言えば「あちきはイヤでありんす」が伝統的に通用したわけで、つまりクラウドファンディング的なものでしょう。
それは逆に言えば「殿様が徳の高い人であれば払いますよ」という感じだったと思います。
あの時代の人間であれば、そんなこと皮膚感覚で分かっていたはずなのに「寺が独立国なのはおかしい」と突然いきり立つ信康(改め家康)って、いったい何なのか、そう思っちゃいますね。
信長に「鷹狩りじゃ」と言われて呼び出されて「領内に反乱分子がいるぞ」と指摘されたからといって「そうだ、寺こそが反乱分子だ、踏み潰せ!」と思い立ってしまうのでは、ちょっとこれはこれでおかしいです。
>民の暮らしを知るのも上の者の務めと言ってましたよ。
そうなんですよね。
脚本家は一応、せりふで説明しています。
だから、僕は演出家の問題なのか、と思ったんです。
僕が演出家だったら、このせりふ、重要なせりふとして、ゆっくり語ってもらいます。
今作の演出家の名前を見ると、おそらくベテランではなく新しい方が多い気がします。
>あの時の家康の精神状況を鑑みればやっても可笑しくないです。
おっしゃるとおりで、三河にふたりの君主がいるのを知ったから家康は判断を誤ったんですよね。
「自分たちは命がけで三河を守っているのに」
「他の宗派は頼めば年貢を出してくれるのに」
という説明もされていました。
どうする家康を見返せば、解ります。
まあ~軽いですが、はっちゃけた人ですし、女子たちが楽しみにしてますからね。
他の方が家康が本證寺にやらかした年貢の強制強奪ですが、あの時の家康の精神状況を鑑みればやっても可笑しくないです。
三河国を一つの家で家臣も領民も家族だと家康は決意しました。
しかし、厳しい現実の前に尽く潰されます。
更に止めは三河国の実質的な支配者空誓によるダメ出しを喰らった家康はブチ切れたんですよ。
ああいう臆病者が切れるのが厄介ですからね。
家康が部下に命じて、本證寺の年貢を強制的に奪うシーンは家康が自分に負けた瞬間と迷走とも解釈できます。
家康がその結論に至った過程は丁寧に描かれているので、もしよかったら土曜日の再放送を見てみて下さい。
>日本が「先進国」を名乗れるのはいつまでなのか
衰退期に入っていますよね。
来年はドイツにGDPで抜かれるらしいですし、今は過去に蓄積した財産で3位を保っている状態。
嫌中感情も、中国に追い抜かれていくことへの焦り、不安なのでしょう。
遺跡発掘もそうですが、日本には10年後、30年後、50年後を構想できる政治家、経営者がいないですよね。
普通に考えれば、AI・ロボット・再生エネルギーにシフトし、そのために予算を投入すべきなのですが、やっていることは道路などの公共事業やお友達への配分、あるいは原発。
利権と不祥事まみれの東京オリンピックはまさに現代日本の象徴でした。
大阪万博も、スポンサー企業が集まっていないようですし、失敗するでしょうね。
『三国志』は僕も大好きです。
きっかけは光栄のゲーム『三国志』でしたが、横山光輝版のコミック、吉川英治、陳舜臣、北方謙三、伴野朗版の小説などを読みました。
吉川英治版だと曹操は悪者ですが、個人的には曹操が好きです。
陳舜臣版の893な劉備も好きです。
関羽は塩の闇商売をしていましたし、実際の劉備は893な人物だったんでしょうね。
映像も1996年製作の国際スタンダード版をDVDを持っていて見ています。
恥ずかしながら、マニアとはほど遠い素人レベルですが…「三国志」がちょっと好きなんです。横山光輝がきっかけですけど…
中国の三国志ドラマを見たこともあります。三国志は、中国では2回ドラマ化されています。
1990年代の1作目は「荒唐無稽の大衆向け時代劇」でした。
正義の主人公の劉備がピンチになると、愛馬が10メートルも20メートルも飛び上がって主人公を救うわけですし、この劉備が別のときにピンチになると、豪傑の家来の張飛が敵軍を怒鳴りつけて、その怒鳴り声の超音波で敵の将軍が死ぬ、そんなノリです。
ところが、21世紀のリメイク新作は、そんなバカげた描写が一切なくて、それにも関わらず、そこそこ人気があるそうです。
つまり、中国の大衆の知的レベルが、恐ろしく上がっているのではないか、ということなんですね。
それに加えて、遺跡を「掘って調べる」に転換しているわけで…
そう考えると「ネトウヨ」的な人たちが結構幅をきかせていて、遺跡を掘りもしない日本って、本当に大丈夫なのか?
ちょっと、それを考えるわけです…
>ちょっと信じられません。
確かにぶんどっていました。
僕は家康の「若さ」「未熟さ」ゆえと理解しましたが。
予告に拠ると、次回は老家臣に「何てことをしてくれたんだ!」と家康が諫められるシーンがあるようです。
うわぁ、ホントにやらかしていたんですか…
深慮遠謀の家康のイメージとは似ても似つかないですね。
やはり若さゆえのあやまちなんでしょうか。
ネトウヨさんがバカにしている中国ですが、1990年代くらいから歴史学や考古学がじわじわ変化している感じです。
特に、21世紀になってからは「古文書を盲目的に信じるのでなく、実際に遺跡を掘って検証しろ!」的な感じが徹底されている感じです。
ちなみに、日本の大阪近辺の天皇陵は「掘っていない」ものが結構あるんですよね…
日本が「先進国」を名乗れるのはいつまでなのか…
こういうとこ、ホントにじれったいしイライラします。
ちょっと脱線しました、すみません。
いつもありがとうございます。
>本当に家康がそんなことをやったのか?
>ちょっと信じられません。
確かにぶんどっていました。
僕は家康の「若さ」「未熟さ」ゆえと理解しましたが。
予告に拠ると、次回は老家臣に「何てことをしてくれたんだ!」と家康が諫められるシーンがあるようです。
この作品、フィクションの占める割合がかなり多いんですよね。
先日、「これは史実に反する」と指摘したネット民の批判に番組の歴史考証の方が「そんなことはない」と反論したというネット記事を見ましたが、そんなやりとりが起きるほど、この作品はフィクション過多なんですよね、
僕は歴史小説や大河ドラマは、記録された史料の行間を読んで語られる史実寄りのフィクションだと考えているので、フィクション過多だと少し違和感を抱いてしまいます。
なので軌道修正して、この作品を実写版『キングダム』だと思って楽しんでいます。
現在の日本では、宗教なんて「葬式仏教」や「初詣で柏手を打つだけの神道」的な感覚です。
なので、宗教との関わりも「まあ、そこそこ適当に」なんですけど…
当時の一向宗は中世ヨーロッパのキリスト教信仰にも似て、命がけのものだったと想像します。
その「命がけの信仰」の本拠地であるお寺を「税収が足りないからあの生臭坊主どもからぶんどれ」と、攻撃するって、本当ですか?
本当に家康がそんなことをやったのか?
ちょっと信じられません。
岡田信長と相撲を取ってヒイヒイ言っていた松本家康が、巨大な宗教勢力を正当に評価できず、「あいつらからぶんどれ」なんてこと言うはずがないと思います。
そこが、コウジさんがおっしゃるような「一貫性がない」ところですね。
ありがとうございます。
母上の行動の理由は「気晴らし」「一向宗と民との繋がりの調査」。
だとすると、そういう説明をすべきなんですよね。
リーガルハイはハチャメチャでしたが、ハチャメチャに行動する理由がありました。
どうした、古沢良太? って感じです。
あるいは、これは脚本というより演出の問題なのかもしれませんね。
僕はこの作品を「アニメ・コミックタッチの作品」だと考えているので、これまでの大河ドラマのような重厚さは求めていません。
ただ、キャラの気持ちの一貫性はほしいんです。
たとえば瀬名には前回の悲劇の影がまったくありませんでした。
ベタですが、あの世の父と母に向かって「父上、母上、瀬名は元康殿と幸せに暮らしております」とつぶやくくらいはしてもよかったのではないかと思っています。
ただ、あの場で息子がいるなんて想定外の事態でしょうね。
それに人間って完璧じゃないですし、息子の嫁のお瀬名や妹の登与(実は於大の方とは異父姉妹なんですよ)や城勤めの女性たちを連れて本證寺に遊び言ったのはちょっとした気晴らしでしょう。
あのお母様は凄くはっちゃけた一面がありますし、一向宗と民のつながりの深さを知るには自分の足で見たり調べるのが重要と考えたともとれます。
まあ~脚本家の人がリーガルハイですから、重厚な時代劇を期待してはダメですよ。
それにしても、正信は全くの役立たずですな。
自分の殿さまが信長を嫌っているのを知っているはずです。
次善案で一向宗に金を借りる案でも良かった気がします。
三河が松平家が統一すれば、三河国内に不埒な賊は消えて信者の往来が活発化して本證寺にも悪くはないはずですと正信は本證寺との交渉を自分に任せてくれと家康に進言するとかしてほしかったです。
これで家康は少し本證寺を調べたいから、待てと命じて正信は自分の案が受けいられて出世できると喜びますが、家康は本證寺に圧力を加えることを決定して、正信裏切り伏線を入れるべきでした。
いつもありがとうございます。
於大の方は、今回踊りに参加したことで、イマイチ人物像がわからなくなりました。
家康を厳しく育てる強い母なら踊りには参加しないでしょうし。
1カットのギャグのために、今まで描いてきた人物像を壊してほしくない気がします。
>室町幕府が統治能力が全くないからでしょうね。
その結果がまさに戦国時代なんですよね。
おまけに武士たちに加えて、寺や商人たちが力を蓄えて来た。
天下を狙う者はこれらとも戦わなくてはならないんですよね。
結果、信長は商人は味方につけましたが、寺とは徹底的に戦いました。
おっしゃるとおり、次回、家康が一向宗とどう対峙するのか、注目ですよね。
いつもありがとうございます。
一向宗の中には、本願寺派と家康につく高田派があったんですね。
ありがとうございます。勉強になりました。
ドラマでは尺などの問題もあって簡略化せざるを得ないのでしょうが、その方がリアリズムがありますよね。
>家康側が本證寺側の財物を強奪するなど、今回の描写を見る限りは「大義」は一揆側にあって、家康側のそれは弱いような描き方に見えます。
視聴者が家康の主人公視点に付いてこられるのか、少し気になります。
今回の件は未熟な家康を描いたんでしょうね。
「自分は三河の君主で、領民を家族のように思っているのに、領民は空誓に心を寄せている」
「自分たちは命がけで侵攻してくる敵と戦い、信長とも苦しい政治的なやりとりをしているのに評価してもらえない」
「瀬名までが不浄な踊りに興じている」
動機がこれなので、家康の大義は薄いですよね。
一般の領民にしてみれば「不入権」があるのに、どうして? という思いもあるでしょうし。
一方、現代人の視点で見ると、あの宗教的熱狂は過激になると、奇異に見える。
盲目的な信仰は、昨年話題になったあの団体を想起させてしまいますし、今、宗教を描くのは非常に難しい。
なので、今後、どうバランスを取って描くのかは注目ですね。
千代あたりが仲介に入るのでしょうか?
一向宗の門徒を納得させた時、三河は家康の本当の「家」になるのでしょうし。
瀬名は前回の気持ちの繋がりで言えば、一瞬、暗い表情をする芝居があってもよかった気がするのですが、朗らかで聡明な瀬名でしたね。
今後はどう描かれていくのでしょう。
愛しい妻お瀬名と可愛い子供達を奪い返した家康ですが、瀬名たちが遠くへ行くことを異様に恐れているのは解りますね。
家康にとって妻子だけが心の支えですが、依存心が余計酷くなってますな。
勝手に外出して、本證寺の踊りに参加した瀬名をふしだらと怒るとか、余計にこじれてます。
まあ~だからこそ、於大の方は嫁の教育だけじゃなくて、息子家康の教育も兼ねてそうですな。
しかし、とうの家康には母の行動は疎ましくてしょうがないんでしょうね。
空誓というか一向宗が当時あれだけ熱狂的に流行ったのはそれだけ日本国が混沌の時代で政府である室町幕府が統治能力が全くないからでしょうね。
それでも、本證寺や堺や博多など、お上に頼らず独自にやっていく僧侶や商人がいて、大多数の大衆はそれらを頼って行く。
そう考えると家康は三河国の国主としての存在意義を失って、今度は一向宗の言いなりになりかねない状況になります。
その為に荒療治として年貢を強制的に奪いましたが、完全な失敗ですね。
まあ~信長という恐ろしい圧力と空誓の影響力の板挟みで家康も冷静さを失ってますからね。
今回のやらかしで、次回は一気に窮地に陥った家康はどうするのか楽しみです。
視聴者には様々な考え方があるので、ここでの描き方のバランスは実は微妙なところ。
宗教に対して否定的な考え方の人―昨今はあらゆる宗教を「一絡げ」にした上で漠然と「宗教嫌い」のムードの中にいる人が多いかも―と、宗教に対して好意的だったりコミットしたりしている人。
一向一揆に限定して見ても、これを肯定的に見る人と、そうでない人。
さらには、当時の浄土真宗の中においてすら、本願寺派(=一揆側)と高田派(一揆の際に家康側についたとも言われる)とが対立していました。
そうした多様な考え方・立場の問題性を一旦度外視して、差し当たり「白紙の視聴者」の視点を想定した上で、そこから今回を見ての印象はどうなのか。
史実としては「三方ヶ原」「伊賀越え」と並ぶ「家康の三大危機」と呼ばれるほどに家康を苦しめはするものの、結局は家康が鎮圧。
本作の主人公は家康であり、史実も「勝てば官軍」ということになります。
しかしながら、家康側が本證寺側の財物を強奪するなど、今回の描写を見る限りは「大義」は一揆側にあって、家康側のそれは弱いような描き方に見えます。
視聴者が家康の主人公視点に付いてこられるのか、少し気になります。
>明るく屈託がなく、本證寺の踊りにも参加していた。
差し当たりは以前と変わらぬ可愛い瀬名の様子に一安心しました。
というか、登与はじめ城勤めの女性たちや、なんと姑の於大の方まで参加した「女子会」のノリで本證寺に潜り込むというエピソードは、メインストーリーの深刻さとバランスを取るためのコミカルな要素となっていました。
もちろん、仮病で脱出した―前作の頼朝を連想します―家康と本證寺で鉢合わせすることは「ベタに」予想できました。(笑)