先週の前編はダルかったが、今回の後編はお見事!
ひさしぶりの秀作でした。
以下、ほとんどネタバレ。
まず動機が三者三様。
ひとりは科学者の良心。
ひとりは妻がテロ(=日本の技術でつくられた兵器)で殺されたことへの復讐。
ひとりは愛する人を守るため。
3人の動機が絡み合っている所がいい。
特に3人目の准教授・高瀬佳奈恵(中村優子)の動機は、最初は『お金のため』と思わせておいて、実は『愛する人を守るため』だったと上手く捻っている。
…………
復讐も上手く裏切っていた。
ドローン爆弾で武器を作った会社を襲うのかと思っていたら、ドローンは皆藤教授(中村育二)のもとへ。
皆藤教授は、不作為とはいえドローン兵器開発に手を貸してしまったことに悩み、武器製造会社を告発して罪を償おうとした。
ここで言う「罪を償う」とは告発してドローン爆弾で自ら死ぬということだ。
…………
犯人たちの葛藤もしっかり描かれていた。
復讐か? 告発か?
ドローンで武器製造会社を襲えば復讐できるのにそれをしない。
告発に関しては、普通の告発ではインパクトがないので、自らの爆死で告発しようとする。
生か? 死か?
雑誌記者・桝本修一(山崎樹範)は皆藤教授をこのまま爆弾で殺していいのかと葛藤していたし、高瀬佳奈恵も迷っていた。
こんなふうに登場人物たちが葛藤している作品っていいですよね。
敢えて言うと、加藤教授たち、罪に問えるのかな?
やったことは、『復讐』ではなくて『告発』。
ドローンに爆弾を積んで飛ばしたことは罪になりそうだけど。
AIのロボットと鏡を使ってパスワードを盗むトリックもなかなか。
右京さん(水谷豊)と皆藤教授の会話もいろいろ考えさせられる。
「大きなものを止めるには血を流すしかない」
「血を流すことから戦争や紛争が始まるんですよ!」
あとは、3人と個人の名前。
上から人間を見下ろしているやつらには、ただの「海外ボランティアの3人」でしかないが、3人にはそれぞれ名前があり、家族や友人がいて人生がある。
人間を数字で見るやつらは傲慢ですね。
そこには良心の呵責や痛みが伴わない。
ひさしぶりの秀作でした。
以下、ほとんどネタバレ。
まず動機が三者三様。
ひとりは科学者の良心。
ひとりは妻がテロ(=日本の技術でつくられた兵器)で殺されたことへの復讐。
ひとりは愛する人を守るため。
3人の動機が絡み合っている所がいい。
特に3人目の准教授・高瀬佳奈恵(中村優子)の動機は、最初は『お金のため』と思わせておいて、実は『愛する人を守るため』だったと上手く捻っている。
…………
復讐も上手く裏切っていた。
ドローン爆弾で武器を作った会社を襲うのかと思っていたら、ドローンは皆藤教授(中村育二)のもとへ。
皆藤教授は、不作為とはいえドローン兵器開発に手を貸してしまったことに悩み、武器製造会社を告発して罪を償おうとした。
ここで言う「罪を償う」とは告発してドローン爆弾で自ら死ぬということだ。
…………
犯人たちの葛藤もしっかり描かれていた。
復讐か? 告発か?
ドローンで武器製造会社を襲えば復讐できるのにそれをしない。
告発に関しては、普通の告発ではインパクトがないので、自らの爆死で告発しようとする。
生か? 死か?
雑誌記者・桝本修一(山崎樹範)は皆藤教授をこのまま爆弾で殺していいのかと葛藤していたし、高瀬佳奈恵も迷っていた。
こんなふうに登場人物たちが葛藤している作品っていいですよね。
敢えて言うと、加藤教授たち、罪に問えるのかな?
やったことは、『復讐』ではなくて『告発』。
ドローンに爆弾を積んで飛ばしたことは罪になりそうだけど。
AIのロボットと鏡を使ってパスワードを盗むトリックもなかなか。
右京さん(水谷豊)と皆藤教授の会話もいろいろ考えさせられる。
「大きなものを止めるには血を流すしかない」
「血を流すことから戦争や紛争が始まるんですよ!」
あとは、3人と個人の名前。
上から人間を見下ろしているやつらには、ただの「海外ボランティアの3人」でしかないが、3人にはそれぞれ名前があり、家族や友人がいて人生がある。
人間を数字で見るやつらは傲慢ですね。
そこには良心の呵責や痛みが伴わない。
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