平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

相棒 「米沢守最後の挨拶」~冤罪、そしてマニアックな米沢さんの部屋!

2015年01月15日 | 推理・サスペンスドラマ
 科学捜査の危うさと怖ろしさを暗に語っていますね。

 もし、今回の件が米沢さん(六角精児)のDNAでなく、他の人のものだったら、その人が犯人にされてしまう。
「4つの事件にお前のDNAがあったんだから、お前が犯人だろう!」
 こう言われたら、誰も反論できない。
 裁判でいくら無罪を訴えても認められない。

 かくして、冤罪(えんざい)はつくられる。

 権力というのは怖ろしく、人をいつでも犯罪者にできる。
 だから右京さん(水谷豊)のような人が必要。

 まあ、今回の犯人も可哀想ですよね。
 完全な冤罪の被害者。
 右京さんは「いくらでもやり直せる」と言ったけど、いったん痴漢や犯罪者のレッテルを貼られたら回復するのは大変。
 偏見を受け、将来の道も完全に閉ざされる。

 だから、権力を持つ者は自分の力を行使する時、慎重にならなくてはならない。
 自分の間違った判断が他者の人生を狂わせることがある。

 というわけで、もう一人の犯人。
 彼もまた、現場をいくらでも自由に出来るという自らの力を使って、米沢さんを陥れようとした。

 権力は正しく行使されなくてはならない。
 同時に右京さんのような他者から厳しいチェックを受けなくてはならない。

 んなもんだから、
 権力者が自分で自分の秘密をチェックする<特定秘密保護法>ってどうよ?
 一応、三権分立で、権力は互いにチェックし合うことになっているけど、司法(裁判所)や立法(国会)の体たらくはどうよ?
 今は行政(政府)のやりたい放題じゃないか。

 今回は米沢さんが鑑識官としての自覚を新たにし、指導的立場になったというエピソードでもある。
 今後は早乙女美穂(奥田恵梨華)が部下として活躍しそうですね。
 男ばかりだった『相棒』に最近、女性が増えてきた。

 あとは米沢さんの部屋www
 表札には、落語の寄席文字www
 部屋には、米沢駅の鉄道看板www
 詳細に見ると、いろいろマニアックに楽しめそうですね。


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