平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

相棒 「崖っぷちの女」~伊丹、こき使われる。今回はいいようにこき使っていただいてどうも

2014年01月16日 | 推理・サスペンスドラマ
 右京さん(水谷豊)が伊丹(川原和久)、芹沢(山中崇史)を使いまくる!
「芹沢さん、これを至急米沢さんに届けて下さい。
 伊丹さん、われわれは学校の方へ急ぎましょう!」(笑)
「芹沢さん、至急前田先生の家に向かってもらえませんか」(笑)
「伊丹さん、やってほしいことがあるんですけど」「お使い係の伊丹ですけど」(笑)
「伊丹さん、引き続きやってほしいことがあるのですが」
「今回はいいようにこき使っていただいてどうも」(笑)

 何だかんだ言って、いい感じなんですよね、右京さんと伊丹・芹沢コンビって。
 今回はあまり見られませんでしたが、米沢さん、角田課長も含めた連携プレーも。

 コンビと言えば、内村刑事部長(片桐竜次)と中園参事官(小野了)も。
 今回は
「お前がお前の責任で判断しろ」(笑)
「責任を取れ、お前がだ」(笑)

 構成もスタイリッシュ。
 カイト(成宮寛貴)は自殺しようとしている中井雪絵(小島聖)の説得にあたり、右京さんが中井雪絵の無実を晴らすために動くという構成。
 携帯電話の時代だからこそ出来ること。
 ラストのどんでん返しもあった。

 事件に関しては強引すぎるかな。
 以下、ネタバレ。

 何しろ自分が殺人犯に問われたら、不正事件のことを話して自分の無実を証明しようとするのが普通の心理。
 たまたま警察署に来ていたカイトに事件を解いてもらおうとするのも大きな賭け。
 あるいは、教え子の留学資金を稼ごうとするなら(動機はこれだけではないようだが)、もっと他にやり方があったはず。
 どんでん返しなどの物語の面白さを追求するあまり犯人の人間像が不自然な気がする。

 偶然の要素も多すぎる。
 殺された前田がたまたまFの鍵盤に触り、前田を殺した犯人がたまたまそのことに気づき、自分を示すダイイングメッセージになるのではないかと思って消した。
 犯罪の発覚には、思いも寄らなかった偶然の要素が左右するとはいえ、やはり強引すぎる。


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