改正まで3日となりました。改正前日、改正当日はブルトレ騒ぎで大変なことと思いますが、祭り騒ぎのファンに対して関係者の方は大変でしょうね。何度も書きますが、事故やトラブルがなく終わって欲しいものです。格言う私もブルトレ葬式祭りに踊らされているうちの一人ですが、危険地帯(夜の大阪駅など)には乗り入れていないので、今のところ安全に過ごしています。今日はゲッパ来阪ということで、早朝から千里丘に陣取りました。先週来た時よりも数人多かった程度で和やかに撮影して、遅れているきたぐに・日本海2号はパスして、あかつき・なはの撮影のために岸辺へと移動しました。岸辺は日本海2号待ち組と分散したのか、案外少なかったですが、それでも10名程度は撮影しておられました。今日はミニタイプでよかったと改めて思ったD40xで出陣しましたが、ファインダーを覗くと中央部に黒い点が…レンズにゴミが付着したのかと確認しても、レンズにゴミはなし。レンズを外して中をのぞいても肉眼では何もなし。ブロワーでも持っていればひと吹きするところですが、メンテナンス道具は何も持ってなかったので、とりあえず試し撮りして、写真に大きな影響が出るようでもないので、そのまま撮影を続行。おそらく前回撮影後に家で掃除した時に掃除したのにゴミが付着したのだと思います。一眼レフはゴミとの戦いがあると聞いていましたが、これが噂のゴミなのかと改めて思いました。
最近京阪神の有名地はブルトレの撮影でぱにぱにぱにっくになってますね[E:happy01]山崎・岸辺などの有名撮影地は早朝から物凄い人出です。駅構内での撮影は危険な状態になっており、容量の大きいフィールドでの撮影が撮影ファンには求められるところです。もっとも市街地ではフィールドも線路敷地内立ち入りという御法度を犯す者も現れるので何とも言えないところもあるんですが…。私の知る範囲では銀河・日本海は上淀川、上牧付近、あかつき・なはは…山崎近辺以外思い当るところなしと言ったところで、いずれも収容人員が多いというだけで場所取り合戦は激しいところだと思います。もっとも銀河・あかつき・なは掛け持ちという観点で見ると上淀川は落第、上牧・山崎は可なので、パニクリ覚悟で最終日に撮影に行くなら、できるだけ朝早く起きて、上牧あたりに行くのがベターなのかなと思います。それよりも最終日よりも前にしっかり撮影しておくのがベストと言えますが…。
この春長らく走り続けてきた寝台急行銀河が廃止になる。ブルートレインとしては急行ということもあり地味な存在だったが、寝台特急と違い寝台車のマークが白抜きとなる唯一の寝台急行ということもあり、ファンには馴染みの列車であった。古くは20系、さらに14系に置き換わり、早々に24系が投入され、急行列車としては異例の2段寝台やA寝台を連結する名門夜行であったことは有名な話だ。もっとも今の姿を見る限りは“夜行ひかり”とも言われた名門の出である銀河にその面影はないので、若いファンには栄光の歴史がわからないかもしれない。急行ファン及びブルトレファンである私にとってはいずれ来るとは言え今回の銀河の廃止は非常に残念だ。今のままの姿で末長く走り続けて欲しいという一ファンの願望はともかく、列車として東京~大阪間という需要が見込める区間を走っており、走っている時間帯も決して悪くはないだけに、何とかならんかったのかという思いが強い。車内設備と暴利な料金を見れば、そら利用せんわなということになるのはわかるが、それはJRが何も努力をしなかった結果と言え、もう少し創意工夫があればブルトレとは違う形になっても銀河は列車として残ったのではないかと思われる。ファンとしてのノスタルジーだけでなく、もっと利用価値があったのではないかという点からも銀河の廃止は残念でならない。
銀河の廃止は、私にとって銀河が寝台列車初体験列車だったこともあり、他の列車よりより一層の愛着を持っていたこともあったため、残念という気持ちが強い。銀河の初乗車は学生時代のことで、夜行列車はきたぐにとムーンライト高知、ムーンライトえちごなどで経験していたが、寝台列車の経験はなかったので、銀河が初めての寝台列車となった。96年夏のことだったと思うが、関東方面へ鉄旅行した帰りに東京から大阪まで乗車している。当初は大垣夜行で帰るつもりにしていたが、船橋法典の近くで小銭を稼いだので、奮発して銀河に乗ることにした。品川の人が少ないみどりの窓口で少し緊張しながら寝台券を発行してもらったのを思い出す。確か禁煙の下段は一杯だったので、喫煙の下段にした記憶があるが、禁煙の上段にしたような気もする。この辺りは曖昧だが、窓から外を見ながら眠りについたように思うからおそらく下段だったのだろう。ブルトレ初体験の感想は…座席よりも横になれるありがたみはあるが、発車と停車の度によく揺れるので、そのたびに起こされてしまうという現実的な感想だ。ブルートレインに憧れた子供の頃だったらもう少し違う感想を持ったのだろうが、分別がつく大人になってから乗ったのでそれは仕方がないところだ。私が乗った車両は確かアコモ改造車だったと思うが、それなりに綺麗にはなっていたものの、平成の時代の代物ではなかった。もっとも非アコモ車とアコモ改善車ではそれなりに差があり、とりわけ洗面台などは非アコモ車のそれはひどく、こんなものを残しているからブルトレが衰退するのだという典型的なものだった。女性の視点などはまた違ったところもあるだろうが、私としては寝台廻りは料金が高い以外は何とか我慢できるが、よく言われる必ず1度は使う洗面台とトイレについては、“これでは利用者も逃げて行くわな”という印象を受けている。これら諸設備についてはブルトレの純粋な後継車が出ていないので、今に至るまで一向に解消されていないと言える。
銀河は初乗り以外でも何度も利用しており、寝台列車では一番利用した列車でもある。というより2回以上乗った寝台列車は他ではあかつきだけで、それだけ銀河は愛着のある列車でもある。愛着があるといっても利用の全てが鉄活動をするために時間を有効活用するために乗っていたもので、実務的に利用したことは一度もない。実務的にはどうしても新幹線を利用してしまうし、時間を有効にと言ってもそれなりに疲れが出るので、夜行はやはり敬遠してしまうのが実情だ。てっちゃんの私でこうなのだから、一般人の方はおそらくもっと敬遠すると思われる。体力的に自信がある人や純粋に夜汽車の旅が好きな限りなく鉄に近い人、飛行機や新幹線が嫌いな人などなど本当に限られた人だけが利用する列車となってしまったため、銀河他の寝台列車は衰退してしまったのだろう。ましてや料金が新幹線や飛行機と大差ないのに、ダイヤはそれよりも遅い(有効時間帯まで延々と走り続ける)となると利用価値はないに等しい。銀河は夜行列車としては最高のロケーションで最高と言えるダイヤが組まれていたが、それでも新幹線や飛行機の利便性拡大、高速バスの台頭などで利用者を減らしたのだから、それ以外の寝台列車の利用が減り続けているというのもある意味仕方ないところだろう。今後も夜行寝台列車の淘汰は続き、やがては全廃という時も訪れると思われる。寝台列車の未来を担う列車として285系サンライズエクスプレスが登場して10年経つがその増備車が出ていないことから推察して、サンライズ瀬戸・出雲の将来はあまり明るくないと思われる。それでも同列車に連結されているのびのび座席については14両中2両しか連結されないということもあるが、満席となる日が多く、廉価で横になれるという高速バスなどにはない最大の魅力がある。絶対的需要が大きい東京~大阪間ならのびのび座席主体の編成を組んで、廉価サービスを提供すれば十分夜行バスに対抗できる列車になるはずだ。何とか今とは違った形ででも東京~大阪間の夜行列車を復興させてほしいものだ。