近鉄天理線には3DAYチケットを使って近畿圏の私鉄を乗り潰しし始めてから初乗車している。記憶が曖昧だが、2001年頃に乗って、2002年にもう一度乗っている。近鉄には遊レールパスとか3・3・SUNフリーきっぷなどのフリー切符があったが、値段と使い勝手から3DAYチケットが使えるようになってからは近畿圏の近鉄各線は3DAYチケットを使用するようになっている。3DAYチケットは3日間利用でも1日単位で利用できるので、週末に1回使って、次の週末にもう1回という使い方ができる。最近は近畿圏の鉄道を全て乗り潰したので利用する機会が減っているが、撮影などでも有効に使えるので重宝するチケットだ。
天理線に話を戻すが、天理線が橿原線から分岐する平端は独特な構造の駅で、私が知っている駅の感覚では阪急宝塚線の石橋に近い分岐構造をしている駅だ。石橋は箕面線用の行き止まり式ホームもあるが、これを省略すれば平端になるという感じだ。石橋の場合は行き止まりホームがあるため、ラッシュ時以外は宝塚線と線路がつながっているホームは使用されないが、平端は行き止まりホームがないため終日使用されている。また、平端から先大和西大寺、京都方面への直通運転も終日行われているので、石橋とは違ったイメージがある。
天理駅は高架のJR天理駅の下に乗り入れる形になっており、ターミナル構造の駅になっている。単線なのに長大編成が停まれる2面4線の構造に留置線をたくさん持つJR天理と比べるとこじんまりした駅だ。全国から天理教の信者を乗せて運転される天理臨があるJRに比して、近鉄の方は臨時団体列車があっても近畿圏内か遠くても名古屋圏内となるためそれほど大規模な臨時列車が運転されるわけではないので、このような差ができるのだろう。平常時の輸送については過疎ダイヤと言っても過言ではないJR桜井線に比して天理線の方は頻繁運転を行い、京都方面へ直通する急行の運転されているので、こちらについてはJRよりも圧倒していると言える。