千葉モノレールの乗り潰しを終えて総武快速線で東京へ出た。目的ははやぶさ・富士の撮影。前日に大井町で撮影していたので、新たなる撮影地を物色するため京浜東北線に乗る。それにしても前日の夜に東京から千葉までグリーン車で移動し、それが癖になって都賀から東京までもまたしてもグリーン車に乗ってしまった。お金持ちでもないのにグリーン車連発はご法度だ。東京から京浜東北線にかぶりついてとりあえず川崎を目指す。しかし、川崎には大量の先客がおり、ここは見送りとした。もうひとつの候補地鶴見でとりあえず下車する。鶴見のホームに先客がいたが、以前チャレンジして何となくうまく撮れた気がした跨線橋から撮影することにした。ここも私以外に3人ほど撮影者がいたが、車体に陽が回らない側で撮影している人が多かった。私は陽が回る方で撮影することにしたが、架線が邪魔であまりいい画にならなかった。ズームを動かしながら半端に撮ったのが間違いだった。カメラ位置を固定しておけばもう少しこましに撮れたのかな.…と思って鶴見を後にした。
09年2月1日東京遠征2日目。前日千葉駅前のビジネスホテルに入り、1日の鉄活動の疲れを取り、2日目の活動へ備えた。まずは以前乗車しているが、部分的に乗り残していた千葉モノレールの乗り潰しから2日目の鉄活動に入る。膨大な赤字を抱えている千葉都市モノレールだが、早朝からそれなりの入りであった。首都圏の鉄道は建設費の償還には時間がかかるだろうが、利用者はそれなりについてくるので赤字でもまず廃止されることはない。千葉都市モノレールも他の路線よりは見劣るものの、利用者はそれなりについている。千葉から千城台までのミニトリップだが、前回乗った県庁前~千葉みなと間よりも距離は長かった。途中JRとの連絡駅の都賀などで乗り降りがあり、千城台からの折り返しに乗った電車は日曜の朝の電車の割に混み合っており、都賀で大量の乗り降りがあった。私も都賀でモノレールを辞してJRへと乗り換えて総武快速線で東京を目指した。
中野坂上から大江戸線乗り潰しに取り掛かった。まず光が丘まで乗り、光が丘から環状部分に乗車する。大江戸線もちょい乗りをしており、リニア地下鉄は大阪の十八番なので、特に物珍しいものでもなかった。光が丘まで先頭でかぶりついていたが、何も操作しない運転士が駅に着いた時に“ねむてぇなちくしょう”と大あくびしながら吠えていたのが印象的だった。ドアの開け閉めだけの車掌運転士なので眠たいのだろう。客室に聞こえるほどの声で眠たいことをアピールするとはさすが天下の公務員だ。運転士の眠気がうつり、私も光が丘からの折り返しは座席について眠りこけた。気がつくと大門付近を走っていた。それでもまどろんでしばらくそのまま乗り続け、清澄白河に着いて時計を見てびっくり。想像以上に時計が進んでいたので大江戸線を2周したのかと錯覚してしまった。案外大江戸線は営業距離が長いので、乗車時間は小1時間ほどすぐに過ぎてしまうようだ。とりあえず清澄白河でチョイ撮影をしてから、再び乗り残し区間を乗り通して最終目的地の都庁前へ。都庁前で入れ替わり立ち替わり入ってくる電車を少し眺めて、新宿~青山一丁目とさらに大江戸線に乗り、銀座線~丸ノ内線を乗り継いで東京へ出た。東京では朝に得た知識ではやぶさ・富士を新幹線ホームから狙うことに決めていたので、そそくさと新幹線ホームへ。既にはやぶさ・富士の14系客車が入線しており、機関車が機回ししているところだった。在来線ホームは機関車の前面も撮れないのに物凄い人出で、それと比べると確かに新幹線ホームは障害物が気になるもののゆったりとバルブ撮影が楽しめた。このあとは宿を千葉に取っていたので、総武快速線に乗って1日を終えた。
鶯谷から山手線に乗って池袋に出て池袋から丸ノ内線の乗り潰しにかかる。丸ノ内線も都営三田線同様チョイ乗りはしていたが、全線乗車はできていなかった。地上線で中央線と交差するあたりは有名だが、今回はまるっきり乗るだけに集中する。またの機会に有名なポイントでの撮影に臨みたい。池袋から荻窪行きに乗り、一旦荻窪まで行って中野坂上まで折り返して分岐線にも乗車した。正式な線名もなく、分岐線と称するだけの珍しい路線だが、市内線電車的な雰囲気があり、3両のミニ編成ながら利用の方は盛況だった。このような分岐線は関西では見られないし、利用が旺盛なところも田舎者の大阪人から見れば奇異な感じがした。中野坂上まで戻り、大江戸線の乗り潰しに取り掛かった。
09年1月31日、早朝新幹線で東京入りし、大雨が降る中大井町ではやぶさ・富士を撮影して、大井町から東急大井町線で大岡山へ出て、大岡山から目黒線を経て都営三田線に入った。以前三田線には神保町から三田まで乗ったことがあったが、全線通して乗るのはこれが初めてだった。当初は晴れていたら地上の路線に乗って、三田線は後回しとする考えだったが、生憎の雨のため、計画を変更して三田線に乗車した。地下鉄なので雨が降っても乗り潰しには支障はない。もっとも三田線は北の方で地上区間を走るので、地上区間で撮影を目論んでいたので、その点については雨の影響が大きかった。西高島平まで行って、折り返す前に都営地下鉄と東京地下鉄が乗り放題の切符を買った。事前に買っておけばもっと得になったのだが、リサーチできていなかった。折り返して、ただで帰っても面白くないので西台で撮影をして、そのまま南下して鶯谷まで三田線に乗車した。
1月31日、2月1日と東京方面へ遠征していました。年末年始に遠征を目論んでいましたが、体調を崩して全く遠征できなかったので、その分を取り戻す形で今回気合いを入れて行ってきました。18シーズンは既に終了しているため、往復新幹線を利用。31日は新大阪発6時32分のN700系のぞみに乗って一路品川へ。朝の中途半端な時間のためか結構空いてました。京都や名古屋からの入れ込みも案外少なく、不況の影響かな?という気もしますが、時期が時期だけに早計は禁物。何かと不況の影響不況の影響と言われますが、病は気からと同じで経済も人の気から来るところは大きいように思います。あまり不況不況と言い過ぎるのはどうかと思います。まぁ週末は大雨で強風が吹くという予報もあっての流動が少なかったと見るのが妥当なところだと思います。現に帰りのひかりは満席に近い乗り具合でしたから、今のところ新幹線は不況の影響を大きく受けている印象はなしとしておきましょう。N700系のぞみの速さは実感としてはそれほどでもないものの、帰りに乗った300系ひかりとの差は歴然。とにかく乗り心地の差が大きい。揺れが少ないので乗ると何も感じることがないのでしょうが、他と比べて初めてN700系の凄さを感じるといったところでしょうか。
品川到着後は速効メインのはやぶさ・富士への撮影へと出向く。雨はそれなりに降っているものの、雨だけなら大したことないという天候だったが、風が強く、雨が横殴りに降る状態だったので、屋根のないところでの撮影は無理と判断した。もともと品川か大井町で撮影しようと思っていたので、どちらも屋根があるところからの撮影も可能だったので、とりあえず品川の状況を見ることにした。ここは昨夏の遠征で使ったので、できれば大井町という希望だったので、とりあえず人がいないことを確認して、最悪ここに戻ってきても大丈夫ということを確認して大井町へ向かった。大井町では以前あさかぜが廃止になる時に来たことがあり、ホーム端から撮ると踏切の障害物が少々邪魔になるという印象が残っている。このため今回はホーム半ばあたりから狙うことも考えていたので、雨が降ってちょうどよかったといったところだ。先客もいないし、他へ移動したところで雨にやられるだけなので、大井町のホームの屋根があるところで撮影することにしてはやぶさ・富士の通過を待つ。しばらくすると傘をさしてホーム端に陣取る兵が現れ、後から2人ほど屋根ありのところから撮影する人が現れた。年配の方の情報によると定時運行ということで、天気の割に列車はちゃんと動いていることに安心する。その方から夜の部はどこがいいかなど色々情報を仕入れて、夜は東京駅長野上越新幹線ホームから狙うことに決めた。現地での情報も役に立つので、よそへ撮影に行った時には地元の撮影者と話をするのもたまにはいい。ただ、しゃべり過ぎる人がいるので、それは玉に瑕だ。はやぶさ・富士は定刻、京浜東北線にかぶられることもなく通過して行った。雨の中にしてはまずまずの出来だった。D40Xならどうなっていたかと思うが、高感度にも強いD90ならこのような悪天候でもまずまずの画が撮れる。あとはレンズと腕が良ければ言うことないのだが、それは経済的な問題と自分自身の問題なので、解消できるかどうかは私次第といったところか[E:rain]