3番線ホームは梅田方に延伸されている
阪神三宮駅改良工事も佳境に入ってきています。3番線ホームを中心とした改良工事に続き、この春に東改札が開業。これにより阪神の駅圏拡大が期待されます。ミント神戸やダイエーなどの商業施設に近く、ポートライナーとの乗り継ぎも便利になります。地下ではホーム改良工事が進められており、3番線ホームは梅田方にホームが延伸されています。中線を折り返し線にし、3番線を本線にする切り替えをどうやってやるのか注目される所ですが、東改札の開業とともに西改札を縮小して切り替えの準備をするのかもしれません。現在は3番線が梅田方へ後退した以外は原型を留めていますが、この1~2年で原型を留めぬような工事が始められることでしょう。新生三宮駅がお披露目されるときには近鉄特急の乗り入れも実現しているかもしれません。真新しい2番線に近鉄特急が入ってくる日もそう遠くないかもしれませんね。
大江橋からは大阪市の中心部を少し散策してなにわ橋駅へと向かう。府庁と違って立派な建物の大阪市庁舎を見ながら東を向いて歩き、中央公会堂の歴史的な建物が見えるとその向こうになにわ橋駅の出入り口が見える。なにわ橋駅周辺は中之島水上公園の整備が続いており、駅周辺は工事中となっていた。中央公会堂に近い入り口をパスして、北浜駅に近い東口?からなにわ橋駅に入る。地上では北浜駅が近く見えるが、一旦地上へ出て、また地下に下りなければならないので、乗り換えは面倒だ。京阪本線との乗り換えはほぼ考えられないので、堺筋線との乗り換えしか考えられないが、同線を利用する人は本線を利用することになるだろうから、中之島線からの乗り継ぎはほぼ皆無に等しいと思われる。地下に下りると吹き抜けのように天井の高い駅改札口がある。暗いイメージが強い地下駅だが、近年開業する地下駅はたいていそれを払拭するかの構造が多いように思う。なにわ橋駅もその一つと言える。
中之島から渡辺橋まで歩いて移動し、渡辺橋から再び電車で大江橋まで移動した。渡辺橋は朝日新聞大阪本社、フェスティバルホールへの最寄り駅となっており、堂島川を渡れば堂島のビジネス街があり、土佐堀川を渡れば四つ橋線肥後橋があり、ロケーション的には中之島よりも集客力があるのではないかと思われる駅です。中之島から散策がてら歩いた人が再び渡辺橋から京阪に乗って京都方面へ向かうという人や中之島線1駅ずつを歩いては乗り歩いては乗りするファンや物好きな人が結構多く、渡辺橋の駅構内も人が多かった。それ以上に同駅に到着する中之島行きの電車の乗車率は驚くほど高く、昼時に中之島線見物をする人が増えていたようだ。私は渡辺橋からは電車に乗り、1駅の大江橋で再び降りた…明日へと続く。
中之島駅到着後はしばし中之島駅見学を…電車から降りて対面にいきなり人だかりが。3000系快速急
行が止まっているらしいが、人だかりで見えない。電車から降りた人も改札に向かわずホームに滞留するわ、もとから3000系を撮影や見物していた人は相変わらず留まるわで、ホームは大混雑でした。何とか停車中の3000系を撮影したものの、乗ってきた区間急行は28mmレンズでは厳しく、なんで18mm‐55mmの広角を持ってこなかったのかと一人後悔した。この時間帯使われていない3番線は閉鎖されており、入れずとりあえずここは外から撮影。京都方はあ
らまし見て回ったので次は終端部を見物。こちらも人だかりが…終端部にシールドマシンのオブジェクトがあり、それが注目を浴びている模様。オブジェクトも興味深いが下の写真で編成両数の表示があるところに注目して頂きたい。写真では見えにくいかもしれないが、8特・快とある。これは何を意味するのであろうか?ファンなら“むむっこれはっ…将来特急の乗り入れが想定されているのでは?”と勘繰る表示だ。実現するかどうかは別にしてファンとしては妄想を掻き立てる表示には違いない。終端部は電車とそのオブジェクトを撮影する人が入り乱れて撮影もままならない状態に。こりゃ撮影するならもっと時期をずらした方が賢明やなと思い、撮影はそこそこにして、とりあえず改札から出てみる。改札付近も人だかりができており、スタンプラリーでもやっているのか、改札でスタンプらしきものを押している人が行列を作っていた。
改札から出ても人は多く、さらに地下から出てもそこらじゅうに人がうじゃうじゃいる状態。地下から出た地点は所謂リーガロイヤルホテル専用の出口のようで、少し西にずれると国際会議場がある。地上にいる人の動きを見るとたいていは堂島川沿いを渡辺橋方向へ歩いていく。歩いて中之島界隈を散策したり、付近のビル街を見物したり、福島方面へ渡っていく人がいたり三々五々に別れていくが、多くは渡辺橋方面へ行って、また渡辺橋から電車に乗ったり、さらに大江橋まで歩いたりする人が多いようだった。私もとりあえず
渡辺橋まで歩き中之島散策をしてみることにした。リーガロイヤル付近から京都方入口まで歩いて行くと対岸に梅田スカイビルや朝日放送の新社屋、さらには旧朝日放送のテレビ塔などが見え、福島が近いことを実感。対面にはオフィスビル以外に高層マンションもかなり建っており、便利な都心部で3WAYアクセス(JR東西線・阪神本線・京阪中之島線)が実現する地として注目を浴びそうだ。
なにわ筋との交差点では将来この地下になにわ筋線が…という妄想もできる。中之島駅は現状他線との連絡はないので、将来のなにわ筋線の実現に期待ということになる。これができれば南北の軸も加わるため、この付近のさらなる発展も期待できる。
昨日書いたように後ろ髪をひかれながら香里園で3000系快速急行から降りて、6000系区間急行に乗り込んだ。どこで降りるかは…とりあえず大和田から順番にということで大和田にて下車。大量の撮影者がいるにはいたが、さすがにキャパが大きいだけにある程度余裕はある。それでも満足いくアングルを得るには程遠い状況のため、上り3000系快速急行を一発撮って退散。続いて下り快速急行が来るので、京都方にて撮影。再び中之島行き区間急行に乗って次は西三荘へ。まずは上りホームへ行き、順光の下で下り3000系快速急行
を撮影。大和田よりもいい光線が得られるのに西三荘はたいてい空いているので300mm級の望遠レンズを持っている方にはお勧めの撮影地だ。ここでも一発撮って、下りホームに移動して下り3000系快速急行を撮って退散した。この後、土居や野江にでも行こうかと思ったが、朝からヘビーローテーションだったので、しばし車中での休憩も含めて、メインイベントの中之島線へ直行。区間急行の足は案外速く、寝る間もなく天満橋へ到着。ここからは初乗りなので地下とは言え眠れない。西三荘から座って移動してきたが、車内は京橋で一旦減って、なぜか天満橋でまた増えた。明らかに中之島線見学のための利用が多いと思われる。しかも鉄っちゃんよりも一般人らしき人が多い。老若男女問わず数多くの人が中之島線を訪れており、注目度の高さを改めて感じた次第だ。とりあえず終点の中之島まで乗り通したが、途中駅で降りて各駅の見学に向かう人も多かった。見物客が非常に多く、中之島線の利用実態はなかなか見えてこないが、土休日には区間急行の本数が削られてていることからビジネス路線としての位置づけが強いようだ。中之島はビジネス以外にも見所が多い土地なので、大阪の名所の見直しとして中之島観光をアピールしていけば土休日の利用も伸びていくはずだ。
本日めでたく京阪中之島線が開業しました。早速今日は朝から…まずは昨日ちょっと覗いただけのJR桂川で色々試し撮りをしてから、京都市内で駅名が変わった3駅を行脚して中之島方面へ向かいました。まずは桂川から。昨日は暗闇の中立ち寄っただけですが、今日は撮影をして上り列車の撮影に適していることと貨物線を走るはるかなどが撮れる駅ということを確認して、急行きたぐに通過から小1時間ほど粘って改札を出て阪急洛西口まで歩きました。駅にいる時から阪急の踏切の音が聞こえ、空き地の向こうに阪急電車の姿を確認でき
るほどの近さということは認識していましたが、実際歩いてみると近いです。摂津富田ほどではないですが、1本道ということもあり正雀~岸辺より近い感じがしました。桂に関しては少し位置がずれているので直接競合にはならないでしょうが、洛西口はかなり影響が出そうです。阪急も07年改正では桂ともども長岡天神でのダイヤを充実を行っていましたが、洛西口での直接対決を制するために、整備していた面もあるんでしょうね。長岡天神で緩急接続がやたらきっちり行われている点などはやはりJR桂川を意識しているのかなと思います。洛西口付近は近い将来高架化されるようですが、現在阪急が分断している道路がスルー構造になるとJR桂川への交通の便が良くなり阪急にとっては逆効果になるのではないかと懸念します。JRが本腰を入れて利用者の取り込みを行っていけば阪急にとっては脅威になると思われます。久々の洛西口から河原町まで出て、新装開店の祇園四条へ…続きは明日。
“けいせん”ならぬ“かつらがわ”駅が開業しました。桂川から桂川へのきっぷも売れるのでしょうか…北と南にありますが、いずれも高額なきっぷになるのでよほどの物好きでなければ買わないでしょうね。阪急が躍起になって桂と洛西口の強化のためにダイヤ改正を行っていましたが、JR桂川の方はダイヤ修正程度で終わっており、朝ラッシュ時の快速の停車もないという軽い扱いになっています。JRとしては阪急から少しでも利用者を取り込みたいところだと思いますが、新快速、快速は現行ダイヤでほぼいっぱいのため桂川に停める余裕(そもそも新快速は停車駅ないが)がないんでしょうね。あるいは阪急ごときは普通でひねり倒すという余裕なのか…それはないと思いますけど[E:coldsweats01]今後は阪急が千里丘とガチンコ対決となる摂津新駅を設置する予定です。桂戦争が始まったばかりですが、JRと阪急の仁義なき戦いはまだまだ続いていきそうです。
15日は島本駅訪問後、一気に神戸まで足を延ばして須磨海浜公園まで行きました。こちらの人出は着いた時間が昼過ぎだったこともあるでしょうが、島本ほどではありませんでした。何よりもファンの数が島本より少なかったのは撮影ネタが少ないということが大いに影響しているでしょうね。駅の北側に小さな駅前広場があるものの、南側には広場はなく、駅前の道を真っすぐ海の方へ抜けると須磨海浜水族園に行けるようです。ファンの数は少なかったものの、地元の方の注目度は高いようで、改札付近は人で一杯でした。電車に乗らずとも駅見学に来る人も多かったようです。北側には山陽電鉄が並行して走っており、月見山と競合することになりますが、運賃やダイヤの利便性などを考えると神戸三宮、大阪方面ともにJRに分がありそうです。山陽は今のところ対抗策を打ってませんが、開業後に手を打つのは明らかに後手に回るという感じがします。考えられる手立てがないというのも正直なところで、ダイヤをさわることも必要でしょうが、運賃体系の見直しも早急にやらないと根こそぎJRに利用者を持っていかれるのではないかと危惧します。
15日には開業したての島本駅を訪問しました。昨年のさくら夙川に続いて2度目の新駅訪問となりますが、昨年同様訪問だけで記念切符の購入などはしませんでした。あかつき・なはの撮影を終えてから、日本海4号をどこで撮ろうか思案して、島本に行ってから考えようということで、島本駅に行きました。上下線とも撮影できそうなホームの端っこを持っており?、どちら側もカメラを持った怪しい軍団が入れ替わり立ち替わり撮影をしていました。駅までの広場では記念式典が行われており、駅前広場がなかったさくら夙川と違い、広々とした駅前広場で大勢の人を集めて記念式典が行われていました。人の多さは場所が広いだけに島本の方が集まっているようにも思えましたが、ファンの数は入れ替わり立ち替わりという感じで、他にも目当ての行事が目白押しということもあって、島本にファンが集中するということはなかったように思います。さて利用者の方は…こちらもおおさか東線同様、開業フィーバーが覚めなければわからないというのが実情です。ただ、こちらの方は近隣の高校生の姿も見られ、地元の利用は阪急からの転移も含めある程度の見込みはありそうな気がしました。JR、阪急ともに主要駅ではないため、どちらも決定打がない戦いになりそうですが、定期券の安さでJR、運賃の安さで阪急という具合に、ラッシュ時はJR、データイムは阪急という棲み分けができそうな感じがします。さくら夙川に続いて2匹目のドジョウを狙った着メロは、少々うるさいと印象を受けました。上下列車が同時到着するということもあり、ウイスキーの曲がくどいほど流れるという感じがしています。これはさくら夙川でも同様のことが言えますが、あちらがポップなコブクロの桜ということで、若者や女性向きというイメージがあるのに対し、島本のウイスキーの着メロはいかにもおっさん向きという印象を受けます。悪くはないですが、華やかさに欠けるのは否めないですね。まぁ、夙川と比べると島本は地味かもしれませんが・・・。
3月15日に部分開業を迎えたJRおおさか東線。開業当日の午後遅めの時間に初乗りを果たしてきました。朝からブルトレ撮影をして、島本、須磨海浜公園の新駅巡りをしていたため、おおさか東線は次の日に回そうかと思いましたが、せっかくだし夕方の直通快速も撮れるので、15時頃に東線初乗りに行きました。他の掲示板などに321系が東西・学研都市線で運用を開始したという記事がアップされていたので、神戸線内でその実物が見られるかと思いながら須磨海浜公園に向かいましたが、何のことはない、来た電車が321系西明石行きで表示幕に東西線直通を表すピンクのラインが入っていました。数本程度が運用されているのかと思っていたら、これが結構運用されており、珍しくもない存在なようでした。207系と共通運用され、7両固定編成の東西・学研都市線普通の運用に入るようになったようですが、あまり変化のない学研都市線に久し振りに大きな変化をもたらしてくれたような気がします。
JRおおさか東線は正直言っていかにも開業フィーバーやなぁ…という印象です。鉄道ファンや沿線住民の方が興味本位で乗車する姿が目立ち、実際この路線を必要として乗っている人がどれだけいるのかはしばらくわからないだろうなという印象を受けました。おそらくゴールデンウィークを過ぎたあたりで、利用者のおおよその実数が出てくるでしょうね。というか平日や春休みが明ける新学期以降が東線の正念場かもしれません。開業当日でこの程度の乗りかという電車もあり、直通快速も8両編成ということもあり、かなり余裕がある車内だったので、今のところ先行きはあまり明るくないのではないかという気がしないでもないです。ファンが去った後の東線の動向は気がかりです。
また、今改正では学研都市線とともに大和路線の変化も大きく、201系、103系の方向幕が変わったり、昼間の区間快速が快速になったり、などなど東線絡み以外でも変化が多いようです。もう少しゆっくり新大和路線を見に行きたいなと思います。他でも阪和線や嵯峨野線、JR宝塚線など見に行かなければならない路線が目白押しで、この春はJRを見て回るだけでほんと忙しい春になりそうです。