11月27日土曜日。生駒山上からの帰りはそのまま折り返してもよかったのですが、登山ルートがあることを発見し、宝山寺駅や石切駅へのルートがあるようなので、歩いて下山することにしました。登山するような風体では来ていないので、宝山寺までなら大したこともなかろうと思い、誰も歩いていない寂しい枯れ葉散る登山道を下りて行きます。それほどの勾配ではなく、階段状になっているので下りやすいものの、枯れ葉で滑らないかと思いながら慎重に下りていきます。紅葉も見られますが、色々な木々の落ち葉が目につくだけで紅葉狩りと言うには少々がっかりさせられる道中かもしれませんが、今の時期ならもっと人がいてもよさそうな気がします。生駒は奈良県ですが、とかく紅葉狩りと言えばアホの一つ覚えのように京都へ向かう人が多いですが、生駒や箕面にもっと人が来てもおかしくないように思います。箕面あたりは宣伝次第では大阪以外からの集客も十分可能なように思います。
しばらく歩いて少し疲れを覚え始めた頃に後ろからゲロゲロとタンを吐きながら歩いているおっさんが追っかけてきました。やたらとタンをからませているので、そこらに吐きながら歩いているものと思われ、こんなのの後ろを歩くのはゴメンと言うことでなんとか追い越されないように足を早めます。もっとも下り坂は案外足に来るもので、結構足が上がってきました。そうこうしていると登山道の隣にケーブルの線路が並行するようになりました。もしやと思い、ケーブルに近づいてみると駅があるではありませんか。秘境駅と呼ばれる梅屋敷駅がありました。これ幸い、次のケーブルの時間は見てきたので、その便に乗れることを確認して駅に入り、秘境駅を味わいました。タン親父はそのまま歩いて下山していき、後からどこから来たのか中年夫婦が現れた以外は誰もいません。秘境駅とは言え、付近にはまだ住宅などがあり、本当の秘境駅はこの先の霞ヶ丘なのかもしれません。上りケーブルが一旦止まって、出ていき、それと行き違った下りケーブルが停車。直行は止まらないと駅の案内にありましたが、各ケーブルは止まって行くようです。帰り便は行きよりも乗車数は多く、宝山寺から乗り換えたケーブルは立ち客も出ていました。