岡山電気軌道にはスカイレールの乗り潰しをした03年8月31日に乗車している。朝から広島でアストラムライン、スカイレールと鉄道としては異端児の路線を乗り潰して、瀬野八を越えて、岡山まで延々と普通列車に乗り通した。18きっぷを利用した鉄旅行だから仕方ないが、山陽本線の普通列車の旅は道中がかなり長いので疲れる。岡山到着後は速効、岡山電気軌道の乗り潰しに取り掛かった。ちょうど電停に同鉄道のエースMOMOが停まっていた。低床車のさきがけとも言うべき車両に早速乗車して東山へ。地を這うように走るという表現がぴったりなMOMOは走行音は静かで快適だったが、如何せん座席は座りづらいものだった。各地の路面電車にLRVが投入されているが、どの車両も短距離利用が主体のためか座席は必ずしもいいとは言えない。中には広電のように長距離乗車がある路線もあるので、座席定員の確保と座席の改良がLRVの今後の課題なのではなかろうか。終点の東山には車庫があり、電停近くには岡山電気軌道の資料館があったので、どんなものかと立ち寄ってみたが、日曜日は休館ということで中には入れなかった。今は1階にあったバッティングセンターが閉鎖となったため休館になっているとのこと。今度東山を訪問したときにはぜひとも資料館が開いていて欲しいものだ。
折り返しはMOMOではない普通の路面電車に乗り柳川へ。ここで清輝橋線に乗り換えて同線を乗りつぶす。清輝橋到着後は折り返し岡山駅前まで戻った。このあとは前日にダイヤ改正を行っていた阪急宝塚線の快速急行を見たいという欲望から新幹線に乗って新大阪まで戻り、十三で宝塚線初の快速急行を撮影したのを思い出す。
岡電は広電程の規模はないが、市街地を走るためたいていの区間は活気がある。今後JRが二匹目の鰌を狙って吉備線をLRTにする計画があり、それと岡電が相互直通することも考えられている。市内のネットワーク拡充などの計画もあり、今後広電並みとまではいかないものの、岡電も発展の可能性を秘めている。今後にも期待したい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます