いきなりたぬきの画像を置いてみました。信楽駅前にそびえ立つ巨大たぬきちゃん。たぬきの里信楽へ向かう信楽高原鐵道の信楽駅にはたぬきの置物があちこちに並ぶ。このたぬきが引き起こしたわけではないが、17年前に起こった事故は信楽町で開催されていた世界陶芸祭セラミックワールドしがらき'91に関連して運転された臨時列車が正面衝突しているので、全くたぬきと無関係とも言えない。たぬきが悪さをしたわけではない明らかな人災による事故だが、この事故によって実質的に信楽高原鐵道の発展も長らく足踏みしており、駅前に立つたぬきの置物も寂しげに見える。
私は信楽高原鐵道には2回訪問している。1度目も2度目も折り返し時間が短く、1度目は駅ナカの土産物屋でたぬきを買うだけでいっぱいいっぱい、2度目は駅や列車の写真を撮るのでいっぱいいっぱいだった。信楽にはこのほかに一度クルマで訪れているが、新名神が開通した今は、車で訪れるのが普通といえる。信楽高原鐵道は毎時1本の運転なので、極端に不便というわけでもないが、京阪神からは草津と貴生川での2回の乗り換えを強いられ、連続する急勾配が存在するため、列車の所要時間も長く、京阪神方面からの人間はなかなか同鉄道で信楽を訪問しようという気にはならないのが実状と言えるのではないかと思う。JRとの直通の復活はありえないだろうし、今後はびわこ京阪奈新線の建設に期待するしか発展はない感じで、滋賀県のやる気は買えるものの、果たして利用者がいるのかという点では甚だ疑問な計画路線といえ、将来の見通しは厳しいというのが信楽高原鐵道の現状と思う。
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