フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

立松和平著「浅間」を読みました。天明3年の浅間山大爆発が書かれています。

2009-03-11 20:42:17 | 読書会
3月11日 水曜日 晴れ

今日は我が家の初孫ちゃんのお誕生日、満14才になります。
2人の娘の所に2人ずつ孫が居ますが女の子はこの初孫ちゃんだけです。
あるじはとても可愛かったようですね。特別だったと思います。

あるじはその子が中学受験の勉強中の12月に亡くなりましたから合格も知りませんし、
大人になりかけの彼女を知りません。
あるじが居ましたら今日などお誕生日、お誕生日と自分の事のように喜んだのでしょうね。

今日は読書会でした。
お一人欠席でしたが、体調が悪いと言って居られた方も頑張って出席なさってました。
言いたいことがあったから来たかった、そうです。

今月は立松和平著「浅間」を読んで居ました。
天明3年の浅間山の大噴火をテーマにした小説です。
主人公は父親が亡くなり困窮した生活のために3年の年季奉公に自ら望んで行きます。

宿場町の飯盛り女になります。若い女性にとっては過酷な仕事です。
その過酷な仕事をしながら彼女は養蚕の手伝い、それを覚えようとします。
村で養蚕をすることで自分のように年季奉公をする者が出したくなかったのでしょうね。

3年の年季が明けてから村に帰り、養蚕を初め頑張り順調に養蚕は成果を上げて行きます。
前途が明るくなるような気配を感じましたが、そこへ天明3年浅間山の大噴火が勃発、
村全体に火山灰が降り続き更に大噴火です。

村民の殆どが亡くなり残った者はとにかく生きていくための算段をします。
人間が生きていく、生きようとする大きなエネルギーを感じました。
ただ著者が男性のためか、主人公が男性的な人間なのか、
噴火後の夫や子どもを思い嘆く文章がほとんど無いと言うのが印象的、との意見が有りました・・・。

今日は集まるなりカレーのレシピの話で盛り上がっていました。
読書会なのか料理講習会なのか解らないような雰囲気でしたね。
本の話をしたかと思うと知らないうちにまたお料理の話になったりして、
今日の読書会はいろんな意味で大忙しでした。

大忙しと言えば私も大忙しになってしまいました。
読書会の後、町内会館の会合に出る方ともう一人と、都合3人でお昼を戴きました。
会合に参加なさる方は早々にお出かけになりましたが、残った2人でゆっくりお茶をしてました。

そんな時、ドアホンが鳴って、なんと洋裁の先生が御出になったのです。
突然ですからビックリです。テーブルは読書会の時のカップなどがそのままでした。
大急ぎで洋裁が出来るように片づけました。洋裁をすることになったのです。
それでますます大忙しになってしまったのです・・・。

その後読書会の本を図書館に返却し、やっと私の忙しかった1日が終わったのです。
コーヒーカップやお皿やらで台所の流しもゴチャゴチャでした。
久しぶりに山盛りの食器を洗いました・・・、娘時代の実家を思い出しました。
コメント
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