フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

岸恵子著「風が見ていた」を読みましたが・・・。

2011-02-09 21:44:53 | 読書会
2月9日 水曜日 雨・小雪のち晴

朝の内、粉雪が降っていました。庭がうっすら白くなっているところが有りました。
久しぶりのお湿りです。わたし的には出掛ける予定も有りませんから少し嬉しかったです。
少し・・・と言うのは、実は今日は読書会の日でしたので、遠方から来られる方も有ります。

その方たちにとってはある意味最悪の日になるわけですから、大喜びする事は出来ません。
都合で来られない方がお2人、転居の為参加出来なくなった方がお1人、結果7人参加でした。
今日は岸恵子著の長編小説「風が見ていた」を読みました。

著者は以前からユダヤ人の事を書いておられます。
この小説でもやはりユダヤ人問題に振れていますが、全体的に主人公の女性を中心の人間模様、
恋人との事、恋人と別れて結婚した夫との事がストーリー全体に流れて居ます。

ユダヤ人の諸々の問題を何となく感じさせながら、主人公は美しい女性であり、
才能のある女優になり、更にカメラを持ってドキュメンタリーを作る女性になっていきます。
そして愛に満ちた結婚生活、そして夫の死。結婚前の恋人とのプラトニックの愛とその結末。

もう少し、ユダヤ問題を絡めた作品では・・・と期待をしていただけに少し落胆しました。
上下巻の長い小説なのですが、読みながら著者の視点が見えなくなってきてしまったのです。
それはわたしだけが感じた野ではなく、メンバー全員が思ったようです。

何となく全編読んでみますと、夫と元恋人との絡みが主流になっているのです。
それも主人公の女性に著者の影がチラチラ見え隠れしているような気がしました。
ユダヤ人と言う人種の説明などは解りやすく解説されていましたが・・・。

女優としての岸恵子さんファンが御出でしたのでもう少し話に華が咲くと期待していましたが、
その方たちのも少し期待はずれだったようです。
テーマ本からはずれた事で話が弾んでしまいました。ちょっと残念でした。

読書会が終わって皆さんがお帰りになる頃、予報通りお日様が出てきていました。
メンバーの方のご厚意でテーマ本もすぐ図書館へ返却出来、今日の予定は全て終了しました。
この後の数日間は、出掛ける予定を入れていません。ホットします。嬉しいですね。

家に居る間に、母の所からの柚子で柚子ジャムを作り掛けていますから、それを仕上げたいですし、
その後、わが家の庭の柚子も収穫して、柚子茶と柚子ジャムを作るつもりです。
ゴボウも買ってきてありますから、また常備菜を作りたいです。

料理をしていますと嫌なことを忘れられます。冷蔵庫に常備菜がいろいろ並びますと幸せになります。
食いしん坊ですから、食べるのは勿論、料理をするのも大好きです。
楽しみながら、休養するつもりです。嫌なことは忘れるようにしたいです。
コメント
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