フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

松井今朝子著「吉原手引草」を読みました。

2012-10-17 22:06:44 | 読書会
10月17日 水曜日 曇りのち雨

予報通り、お昼過ぎから雨が降ってきました。
読書会は10時からでしたから、皆さんは雨に遭わずにお帰りになったと思います。

今日の本は、松井今朝子著「吉原手引草」でした。
吉原で花魁が事件をおこしたようなのですが、どのような事件かは最後に明かされますし、
その花魁のことやその事件のことを吉原に潜入して、調べる男性の正体も分かります。

著者は吉原のことを随分調べ研究して居る、と全員感心して居ました。
歌舞伎の評論をなさって居られた著者だから、此処まで書けたのでは?と言う意見も。

ただ、全編に今は全く使わない言葉や漢字が出て来ましたので悩んだり楽しんだりしたようです。
「女衒」をなんと読むのか、どんな意味なのか解らなかったと言う方も居られました。
時代小説が大好きなわたしは、この字は知って居ましたが。

でも、初めて見る漢字が結構有りましたので、興味の有る文字をノートに写しておきました。
覚えられないと思いますが、興味がありましたので書き残しておきたかったのです。
この本が面白かったので、一気に読んでしまったと言う方や、忙しくて全く読めなかった方と色々でした。

吉原の習慣に興味を持った方が居られたり、それぞれ興味を持ったところが違ったようでした。
それが面白かったです。

主人公の花魁がどのような人だったか、吉原の人に聞き回って居るようすで出来上がって居ます。、
読みながら主人公は一体何をしたのか、どのような問題を起こしたのか、考えながらよみ進みました。
全編、ドキドキさせながら読み進みました。
コメント
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