父に感謝しながらの祥月命日

１０月２５日　木曜日　曇り

今日は父の祥月命日です。
春、母の１年祭と一緒に父の１５年祭もしましたが、何となくお墓参りに行かれないのが寂しいです。
遠すぎます。それに行くのにはどうしても車が必要です。今のわたしには、とても無理なことです。

あるじのお墓を浜に移して良かった、とつくづく思うようになって居ます。
改葬を薦めてくれた娘達に感謝です。

何となく父の事を色々思い出していました。
結婚する少し前に、父が「お給料を全部渡して貰えても、それは預かる事なのだよ」と言い、
家計のことを聞かれた時には「いつでも見て解るようにしておくこと」と言われました。

真面目人間ですから、父の言われたことをずっと守ってきています。
今はフリーソフトを使って、パソコンで管理していますが、以前は手書きで家計簿を付けていました。
全部かどうか解りませんが、まだ捨てた覚えはありませんから、戸棚に入っているのでしょうね。

そのとき「お給料の中でやりくりをすること、まずはそれが妻の大事な仕事だ」とも言い、
更に「足らないから何とかして欲しい等と絶対に言っては駄目」とも。
その時は何気なく聞いていただけですが、今になって父に感謝しています。

お陰で羽目も外さず、平和な家庭が築けたと思って居ます。
男尊女卑の父親でしたが、このことに限りは父が正しいことを教えてくれました。

写真が趣味で、カラー写真が出回るまでは狭い暗室を作って自分で現像していました。
わたしも一緒に暗室に入って自分の映した写真を現像して遊んで居ました。
今、父が居ましたらわたしに写真の写し方を教えてくれたでしょうに、それが残念です。

そんな事を思いながら、携帯カメラで菊を写して見ました。
この菊は昨年、大井松田へ紫陽花を見に行った折にザルギクを３株買ってきたものです。
１株８０円でした。白と黄色と紅色を買ったつもりでしたが、残念なことに全部黄色でした。



門の処には陽が余り当たらないからでしょうか、蕾がまだ開いていません。



肥料が足らなかったのでしょうね、お花も昨年より小さいです。
友人たちが「欲しい」と言われましたので、新芽を鉢に植えて増やしたのですが、
結局どなたも持って行かれなかったので鉢がズラリと並んでいます。

来年は、もう少し肥料をしたりお世話をしてもっとザルギクらしい形状に育つように頑張ります。