フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

映画「リリーのすべて」を見て

2016-03-31 18:08:11 | 雑感
3月31日 木曜日 晴れ

このところ、大学受験の息子のことで忙しくしていた長女と急に映画を見に行く事になりました。
「家族はつらいよ」を見たいと思っていたのですが、彼女は「りりーのすべて」を見たいと言います。
彼女の友人が見てきて、勧められたようです。

どちらでも良いので、一緒に見に行くことにしました。
「リリーのすべて」は、この頃いろいろ報道されています性同一障害と戦う夫婦の話でした。
夫も妻も画家で、夫の作品は売れていましたが、肖像画を描く妻の作品はイマイチだったようです。

妻はモデルが忙しくてやって来ないとき、夫にモデル(女性)の替わりをして貰い描いていたのですが、
その過程で、夫は自分の中に隠れていた「女性」に目ざめ、女装し始めます。
はじめは妻は面白がって夫の女装を助けるのですが、まもなく苦悩の世界に落ち込みます。
お互い愛し合っている夫婦の苦悩との戦いは、壮絶でした。

更に、女装した夫を描いた絵が評判になり、妻の絵が売れるようになるのです。
夫は自分の中にリリーという女性がいて、それが本当の自分だと思うのです。
女性になった時、男性でいる時の両方を、独りの役者が演じるのです。素晴らしかったです。

内容を知らなかったので驚きましたが、苦悩する夫婦の様子に胸が痛くなりましたし、
それでも、夫婦愛はあるのですから、尚のこと苦しみは強かったと思います。
ストーリーにも驚きましたが、作品の中の景色が素晴らしかったです。

その素晴らしい映像に魅せられました。
まるで白黒写真のような雰囲気の映像で、とても神秘的でした。
あの景色をもう一度見たい…、と思いながら帰宅しました。チャンスを作って再度見に行きたいです。

映画を見てから、予定外の行動をしてしまいましたのでとても疲れました。
でも、気持ちは元気です。明日のために、今夜は早めに休みます。
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