フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

どの短編にも優しさが書かれ、ホッとさせられました。

2016-06-22 18:11:21 | 読書会
6月22日 水曜日 曇り一時小雨

朝から曇天。このお天気では今日も元気元気に慣れそうに無い…
でも今日は、9時から読書会ですので、朝の仕事に時間制限が出てきます。
早い方は9時半には来られますので、それまでに準備をしなくてはいけません。

バスと電車を乗り継いで来られる方が、何時も一番早いのです。
乗り物を使うので、送れないように余裕を持ってこられているからでしょうね。

今月は重松清著「サンタ・エクスプレス」を読みました。
この作品は12の短編で校正されています。
どの短編にも、著者の細やかな優しい視線を感じながら読んでいました。

短編一つ一つに、きちんとした意見は聞かれませんでしたが、どの作品にも優しさが溢れている、
と言う意見が多かったです。
そして、作品から感じられる優しさは、今の人たちには無いような様な気がするとも。

そのあと、この頃新聞紙面を騒がせていました事件のことの話に華が咲き、
今はストレスがあるのか、優しさを感じない人が多くなっている…、と言う意見もありました。

「ネコはコタツで」という短編の中で、故郷の父親が亡くなり母親が一人になったお話しで、
残された母親が、独りでお正月を迎えるのは寂しいだろうと声を掛けても上京してこない…。
独りで良いというので、そのつもりになっていた息子が、やはり母の様子が気になり飛行機で故郷へ。

母親は、数匹の猫と一緒に住み、その中の1匹に「お父ちゃん」と言う名前にして、
「お父ちゃんご飯」、「お父ちゃん~」と、ご主人がいるときと同じように声を掛け、
母親は明るく生活していたのです。

なる程…、と感心しました。そんな知恵はわたしにはありませんでした。
確かに、返事は帰って来なくても、話しかけるネコや犬がいるのは嬉しいですね。
優しさが溢れた短編集でした。


読書会のメンバーが来られる前に、野菜を収穫して、朝食に頂きました。
頂く前に記念撮影をしましたので、アップします。 



コメント
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