フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

旅行から帰り、片付けをしながら色々想い出していました。

2017-10-15 19:02:47 | 雑感
昨夜、羽田に22時15分着の飛行機でした。
雨も降っていましたし、疲れもありましたからなんと無く、ぐずぐず過ごしてしまいました。
3泊4日、と言う旅行は初めてのような気がします。疲れました。

体調不良と言う事も有って、独りで参加する勇気は持てずにいましたが、
長女の同行を婿殿も承諾して下さったので、甘えさせて頂き参加しました。幸せ者です。


それに出雲だけでは無く、隠岐の島まで同行することになり、迷いましたが参加しました。
出雲では八雲記念館にも立ち寄り、私生活の様子なども垣間見ることが出来ました。
初版本の装丁を見たい本を探しましたが、展示されておらず、残念でした。

「和田の原八十嶋かけてこぎ出ぬと 人にはつげよあまの釣り船」の歌を思い出していました。
2時間半の乗船で島に着きましたが、当時の舟ではどれほど時間がかかったことか…。
小さな無人島が幾つも並ぶ景色は素敵でしたが、流人としてはどれほど心細かったか…。
船室に入らず、甲板に立っていますとこの時期でも風は冷たかったです。

ここ何年か行っていませんが、2月の建国記念日頃、度々京都に行っていました。
寒いので京都を訪ねる人が少ないことと、その時期の寂光院へ行きたかったのです。
人気の無い、屋敷とはとても言えない粗末な佇まい、どれほど心細く寂しかったことか。

寂光院で寂しい思いで過ごされた建礼門院の心を少しでも感じたい、と思っていました。
紅葉の頃しか訪ねていない人には、寒い時期の寂光院の静けさは想像出来ないでしょう。
三千院など余りにも人気が無く、ちょっと怖い感じもしました。

今回は隠岐の島に向かう舟で、後鳥羽上皇の気持ちを想像していました。
「人もおしひともうらめしあぢきなく よをおもうゆへに物思ふ身は」と、百人一首にあります。
後鳥羽院は和歌の達人で、島にきてからも新古今集の編纂を続けていたと言います。


でも、今回の旅行でいかにいい加減な勉強をして来たかを再確認させられましたし、
知って居たはずなのに、どうしても思い出せない…。度々情けない思いをしました。
コメント
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