フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

父の祥月命日の今日は読書会の日で、角田光代著「紙の月」を読みました。

2017-10-25 21:04:27 | 読書会
冷たい雨が一日中降ったり止んだり、鬱陶しい一日になりました。
10月25日、父の祥月命日。もう20年前の事です。

父が入院していた病院からわたしの所に「様態が急変したので、直ぐきて欲しい」と連絡がありました。
金曜日の午後7時過ぎで、弟は退社し接待でどこかへ出掛けて連絡が付かないとのこと。

当時はフォンテーヌを営業しておりましたので、7時ですとそろそろシャッターを下ろす時間です。
電話を受け、あるじは店を閉めなくてはいけませんし、明日も営業しますから留守には出来ません。
大急ぎで自宅に戻り、泊まりの準備をし車で出掛けました。20分後には家を出たと記憶して居ます。

困ったのは、ガソリンが足りそうにないので、途中で補給して行くしか有りませんでした。
運が悪く、東名は集中工事の時期で、渋滞気味になり予想以上に燃料が消費してしまい、
給油所までが心配になり高速を出て給油し、改めて富士インターに向かったのです。

病院には10時頃着きました。担当医からは、多臓器不全状態になっていると言われました。
”この様な事を独りでやりとげた”と、今になって自画自賛しています。
必死だったし、わたしも若かったから出来たのでしょうね。その翌日、父は亡くなりました。

父の祥月命日には、何時もこの日のことを思い出し、女の子の出生を喜ばなかった父が、
亡くなる少し前に、”女の子が居て良かった”と言ってくれた父を偲んでおります。


今日は、10時から読書会でした。映像化された作品の、角田光代著「紙の月」を読みました。
映像で見たメンバーが居られましたが小説との違いなどの、比較した意見は聴けませんでしたが、
”怖くて読めなかった”というメンバーが居られたり、”面白く一気に読んだ”と言う方も居られ、
まさに”人それぞれ”、感性の違いを感じました。

わたしも、この様な小説は余り読みたくないです。読みながら気持ちが疲れます。
読書会ですので、まずは読みます。表現豊かな文章が読み進むエネルギーになったのだと思いますが、
何で?何で?を心の中で繰り返しながら読んで居ました。とても気持ちが疲れました。
コメント
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