中国で今年から導入したサーキットブレーカーにより昨日の上海市場では開始29分で終日停止に追い込まれました。さらに、サーキットブレーカー導入により市場が機能しなくなりたった2日で「サーキットブレーカー」自体が停止に追い込まれるようです。はたして、今日の上海市場は大暴落せずに株価が持つのでしょうか?世界第2位の経済規模で、外貨準備高が大幅減少した中での大混乱です。実需の売り圧力と政府の人為的買い支えとの戦いです。『資産家ジョージ・ソロス氏は、世界の市場は危機に直面しており投資家は大いに用心する必要があると警告』と警告しています、今日にも起こるかもしれない日経暴落まで視野に入ります。朝の株式番組で司会者が今日の市場予想をか聞かれ「そんなの分かりません」と答えていたのが、印象に残ります 笑。当面は、世界的パニック的な株価下落は避けられないでしょう。日本に限れば日銀の金融緩和があるのか?財政出動は?が焦点になるはずです。
以下コピー
【上海時事】7日の上海株式市場は中国経済や人民元安への懸念を背景に寄り付き直後から急落し、開始から30分でこの日の取引が打ち切られた。
市場全体の値動きを示す上海総合指数は、前日終値比245.96ポイント(7.32%)安の3115.89だった。
香港、台湾など他のアジアの株式市場も大きく下げており、世界同時株安の様相が再び強まっている。
上海市場では年明けから、相場の急変時に取引を停止する「サーキットブレーカー」制が導入された。この日は取引開始約10分後に指標とする株価指数が5%安に達し、15分間取引が停止。再開後も売りが止まらず、同指数が7%安になった時点で、取引は終了となった。
市場ではパニックが広がっている。資産家ジョージ・ソロス氏は、世界の市場は危機に直面しており投資家は大いに用心する必要があると警告。中国株のCSI300指数は7日、7.2%急落してサーキットブレーカー発動となり、その後は売買が終日停止となった。このような展開は今週に入って2日目。中国人民銀行(中央銀行)が予想以上に低い水準に人民元の中心レートを設定したため、景気減速で当局が元安誘導を行っているとの懸念が強まった。