『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

『幸せとは気づくことである』茂木健一郎著  『幸せなら手をたたこう』

2016-01-12 09:34:33 | 日記

雑誌プレジデントに掲載された論文を纏めたもので改めて買う必要はないかもしれませんが、読んでみて内容は濃いです。脳科学者の立場から、大脳新皮質の大きさから安定して関係が保てる『友人』 の数は150人、友人との絆こそが、私たちの生の支えなのである。あらゆる悩みは数字で解決できる。脳のアンチエイジングに最も大切なのは『新分野』に挑戦すること。等々です。何年か前に忙しくて確定申告し忘れた?と物議をかもしましたが本は成長を促し素晴らしい。

以下コピー

このところ、幸せとは何か、という問題を考えていると、思わず手をたたきたくなる。

日本語の楽曲としては、現在まで唯一の全米チャート1位という偉業を達成した『上を向いて歩こう』。この大ヒットで知られる坂本九さんが歌っていたのが、『幸せなら手をたたこう』。いまだに歌い継がれているこの曲が、大好きだという人は多いだろう。

2014年のグラミー賞で複数の賞に輝いた米国の歌手、ファレル・ウィリアムスのヒット曲『Happy』。この楽曲は、繰り返し、「幸せなら手をたたこう」と歌っている。

「幸せの意味がわかったら」「幸せこそ真実だと思ったら」「自分が、屋根のない部屋のように感じたら」手をたたこうと呼びかけるのだ。

手をたたくって、そんなにシンプルなことでいいのか、と思うだろう。幸せになるって、もっと複雑な、難しいことではなかったか、と思う人がいるかもしれない。

しかし、そうではない。幸せとは、「気付く」ことであると、さまざまな研究結果が示している。自分の人生の中の、ごくあたりまえの恵みに目覚めることが、汲めども尽きぬ幸せの泉となるのだ。

ある程度の経済的裏付けは、もちろん必要である。しかし、お金さえあれば、幸せになるというわけではない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする