『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

『逆境を超えてゆく者へ』 新渡戸稲造

2016-01-09 08:28:13 | 日記

年初から、世界経済は原油価格下落、中東危機、中国経済減速の直撃を受けて混乱しています。このような逆境のときには読書が一番。筆者は新渡戸稲造書の『逆境を超えてゆく者へ』を読んでみました。中で、大概の仕事はもう一息という大切なところで厭になりがちなものである。厭になって、中止してしまえば、それまでしたことも無駄になる。そこを辛抱して続けさえすれば、必ず目的は達せられるのだ。の紋々が気に入りました、一時ならば重荷を背負うことが出来ても、重荷を背負ったまま遠くまでいくことは大変なこと。しかし、やり遂げればその先に成功が待ち受けているということです。話を経済に戻すと、中国は予想通りというか政府が介入し安定し出しました。原油も先日も書き込みましたが筆者は下げ止まると読んでいますし、原油安は日本経済にはプラスさらに日本には金融緩和策が残っている。米国は引き続き経済が好調。そう考えれば必要以上に暴落を気にする必要はない。煽って儲けようとする輩がいるかもしれません。しかし、この輩は株価が反発すれば慌てて買い戻す。その場合は戻りも早い。日本は国を挙げて株価を引き上げようとしているので『国策に売りなし』のスタンスが基本ベストでしょう。

新渡戸稲造といえば「武士道」が有名ですが、明治時代から若者を啓蒙し続け、今なお たくさんの人たちに影響を与え続けている偉人です。

以下コピー

『人の一生は重荷を負うて遠き道をゆくがごとし。急ぐべからず。不自由を常と思えば不足なし。心に望み起こらば困窮したる時を思い出すべし。堪忍は無事長久の基。怒りは敵と思え。勝つことばかり知って、負くることをしらざれば、害その身にいたる。おのれを責めて人を責むるな。及ばざるは過ぎたるよりまされり。』徳川家康遺訓

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