『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

『問うに落ちずに語るに落ちる』「舛添要一の極楽財産術で手法暴露」

2016-05-25 08:09:04 | 日記

 政治資金の使い道のプロ『政治資金規正法の権威舛添要一都知事』ですが、ヤラセ無罪を勝ち取る前に過去の「マスゾエ式蓄財哲学」ブーメラン発言が、極楽財産術とはいかず語るに落ちる状況を作り出しそうです。今後、『政治資金で購入し私物化した?』絵画財テクの実態も明らかになるはずです。安倍政権もこのまま放置すれば、推薦責任として東京参議院選挙に直接影響を与え、参議院選挙苦戦も予想される中、対応に追われます。2014年都知事選挙戦で『新都知事としてリーダーとして資質があるかどうかの戦い』と連呼していましたが、ブーメランで自滅。今後、都民感情としては合わせ技ではなく、正義の最後の砦東京地検特捜部が『政治資金規正法違反容疑で自宅強制捜査・起訴』と進めることを願っています。

以下コピー

舛添要一・東京都知事の政治資金私的流用疑惑が止まらない。温泉代も美術品代も、娘の服代も政治資金で浮かせる「蓄財哲学」をかつて本誌に語っていた。記事は、「舛添要一 『50歳からの極楽財産術』」(週刊ポスト2005年7月29日号)と題したもの。バブル期には不動産投資にも挑戦したが失敗したと語る彼が行き着いたのが、絵画による資産形成だった。

〈不動産に投資する余裕資金があるなら、私なら趣味を活かした資産形成を考えますね。実際、私は絵が好きなので、絵画を購入しています。

 絵画を資産として所有する人は少ないかも知れませんが、1000万円で買った絵が5年後に2000万円の価値になっていることは十分ありえる。私は、買った絵を毎日眺めているだけで精神的な満足感が得られるので、たとえ値上がりしなくても、20年間見続けていたら、それだけで元を取った気分になれると思っています〉

 このインタビュー記事のきっかけとなった当時の新刊『マスゾエ式 定年後極楽生活入門』では、より詳細な「絵画財テク」の手法を明かしている。

〈コーヒーを毎日飲む人と同じく、(絵画で)精神的な満足感を得ているわけで、毎日コーヒー代の300円分の利益を得ていると考えることができます。年間365日で毎日300円の効果だとすると、私は年に約11万円分を得たことになります〉

 絵画による癒やしすら金額換算してしまうところが、いかにも舛添氏らしい。

 同書では不動産投資について、〈購入したワンルームマンションに、入居者が入ってくれるかどうかという問題〉のほか、不動産取得税や固定資産税、部屋の維持管理費用、入居者とのトラブルなどのデメリットを挙げて、〈私ならば不動産よりも絵を選びます〉と力説する。よほど絵画は稼げるようだ。

公用車での温泉地通いや、家族との旅行を「政治活動」として政治資金から支出していた疑惑に加え、5月15日にはヤフーオークションで絵画を購入し、それを「資料代」として政治資金収支報告書に計上していた事実も明らかになった。

「金持ちにはケチが多い」という“金言”を体現するかのような舛添要一・東京都知事は、かつて1円でも多く財産を築こうとする執念の蓄財術を『週刊ポスト』誌に語っていた。

 記事は、「舛添要一『50歳からの極楽財産術』」(2005年7月29号)と題したもので、舛添氏が老後のための財産形成術を余すことなく公開している。

〈仕事に追われた第一の人生を卒業し、自分の好きな生き方が選択できる第二の人生が待っているわけですが、実は、それもお金の準備があってこそなのです〉

 と語る舛添氏。自身の実体験を踏まえて〈家計は妻任せにせず、(中略)毎月の収入と支出をきちんと把握する〉と説く。どうやらこの約束事は現在も守っているようだ。

〈この不景気の時代に、収入を殖やすことは容易ではありません。その分、減らせる支出がないか細かくチェックする。節約というと世知辛い感じもしますが、家計費が1割削減できれば、10%の金利がついた金融商品を購入したのと同じ効果が上げられるのです〉

 政治資金の私的流用で削減した家計費は1割どころではなさそうだ。

 舛添氏が勧めるのは節約だけではない。2005年当時、参議院の財政金融委員会委員を務めていた舛添氏は、自身は株式投資をしていないとしつつも、

〈妻は株主優待や配当狙いで株式投資を実践しているようで、それらを利回りに換算すると、銀行の定期預金金利よりはるかに有利〉

〈株式投資をやっていれば、流行や国際情勢まで考えなければならないのでボケ防止に役立ちますよ(笑い)〉と語っている。

 バブル期には、不動産投資にも挑戦したというから根っからの「財テク」好きだが、バブル崩壊とその後のデフレ進行によって、3億円で購入した東京・世田谷の物件が6000万円まで下がってしまうなど、不動産投資は大失敗している。

 これに懲りたのか、〈不動産投資は、今の日本ではお勧めできません。デフレ経済がまだまだ続きそうだからです〉と語っていた。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする