『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

ファーウェイの米国部品購入金額2兆2500億円で米国側にも被害が甚大だった。

2019-07-01 07:57:00 | 速報

米中首脳会談でトランプ大統領は二つの重要発言をしました。
第一に「ファーウェイとの取引続行を容認する」としたこと。第二に対中追加関税は課さないとしたことである。この2つにより、習近平国家主席は国内的にメンツを保たれ、トランプ大統領は米国スマホ巨大企業の利益とインディアナ、オハイオ、アイダホ州など生産農家の大票田を守れました。中国で組み立てているアップルのスマホも、対米輸出ができなくなれば、立ちゆかない。アップルはどっぷりと中国依存の構造となっていたのです。アップルの生産拠点中国移動も、事前に情報が漏れていた結果でしょう。しかし、いずれにしてもトランプ政権だけの問題だけではなく米中・貿易戦争は銃弾を使わない本物の戦争で、長い戦いになりそうです。

以下抜粋コピー

6月29日、大阪で開催された米中首脳会談において「話し合いの再開」が確認されたが、ほかにこれという合意点はなかった。つまり米中貿易戦争になんらの進展はなかった。

ただしトランプ大統領は二つの重要発言をしている。
第一に「ファーウェイとの取引続行を容認する」としたこと。第二に対中追加関税は課さないとしたことである。

この発言の真意は中国ばかりか、むしろ米国側が蒙る被害の甚大さを認識しているからで、第一弾の報復関税から第三次にいたるまで、じつはスマホ、パソコンだけは巧妙に対象から外されていたのである。

 ファーウェイのスマホは、インテルなどの半導体供給がなければ製造できないが、逆に中国で組み立てているアップルのスマホも、対米輸出ができなくなれば、立ちゆかない。アップルはどっぷりと中国依存の構造となっている。

 ファーウェイは4Gを前提として5Gの開発を進めており、4Gの大半の特許はクアルコムが持つし、OS「アンドロイド」はグーグルである。

 トランプ大統領の規制強化によって米国からの技術供与が停まったためファーウェイは独自のOS(鴻蒙)の開発の発表遅延と同時に、5G新型機の発売を延期せざるを得なくなった。
 一方、インテルも半導体輸出に暗雲が射し込み、主力工場をイスラエルに移管するとしたが、当面の販売急減は避けられない。

 ファーウェイのサプラインチェーンは中国の国内メーカー(大半が米国との合弁)、米国、日本、韓国、台湾のメーカーなど数十社が関与し、すなわち米国とてファーウェイのスマホ、基地局への部品供給が売り上げの相当額を占めていた。
米国も中国のサプライチェーンの一角にあったのである。

 トランプは、この構築されたサプライチェーンを破壊してまでもファーウェイの排斥を狙っていたとは考えられず、この点では周囲のナバロ、ライトハイザーらとは見解をことにしたと推察できる。
 だが米中会談にのぞんだ面々を見渡すと、ボルトン、ライトハイザー、ナバロが雁首を並べていた。▲米国企業も中国にどっぷりと依存していた

 げんに2018年度のファーウェイの部品購入金額は7兆5000億円という途方もない巨額(なにしろ日本の防衛費の1・5倍!)。このうちの2兆2500億円分は米国のインテル、ブロードコム、マイクロテクノロジーなどが出荷した。
 それゆえにブロードコム、インテルなどは「取引停止などとんでもない、販売禁止措置は緩和せよ」と米国企業がトランプ政権に求めていたのだ。

 両国は、この現実を前に竦んだ。
 トランプは「目先の貿易の利益より国家安全保障が大事だ」として、国防権限法をもとに次々と対中制裁、高関税付与をなし、非常事態宣言によって商務省はELを作成し、中国のハイテク企業十数社をブラックリストに入れてきた。

トランプのアキレス腱も露呈した。
中国が報復関税をかけたためにインディアナ、オハイオ、アイダホ州などの農作物、とりわけ大豆などの生産農家が悲鳴を挙げた。
これらの地域こそはトランプを支える大票田であり、いつまでも報復関税を放任しておいては来年に迫った大統領選挙に悪影響が出る。

だからトランプは「ファーウェイとの取引続行」を容認し、第四次の対中追加関税は課さないとしたのである。

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アサヒビール❝瓶ビールの人気に火をつけろ❞

2019-07-01 07:23:05 | 日記

昭和62年(1987年)の「スーパードライ」発売をきっかけに、ビール業界のトップを走り続けるアサヒビール。しかしビール業界全体が伸び悩む昨今は、“王者”も苦戦を強いられているようです。そこで、瓶ビールの人気に火をつけろ―。と「あえてのビン」と売り出していますが、若者のビール離れが激しい昨今で受け入れられるか疑問はあります。オヤジ世代目線では瓶ビールは不衛生で、生ビールの方が美味いと感じてしまいます。さて結果は如何に?

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瓶ビールの人気に火をつけろ―。アサヒビールが瓶ビールの強化に乗り出した。4月に発売した小瓶のビールを若者や女性をターゲットにグラスに注がず直接飲むスタイルの提案を始めている。また、友人とのコミュニケーションや自分のペースで飲む瓶ビールの価値を強調する販売促進策「あえてのビン」の全国展開もスタートした。業務用ではジョッキ、一般向けでは缶が主流になる中、瓶ビールの新たな可能性を広げる戦略だ。

 “カンパイ”のかけ声に合わせ、瓶同士を重ねる小気味よい音が響いた。これはある金曜日のビアガーデンの光景。それぞれの手には、ビールジョッキではなく小瓶ビール「アサヒスーパードライ ザ・クール」が握られている。「女性でも飲みやすいビール」といった声が聞かれた。

 アサヒは同商品を小瓶(330ミリリットル)限定で発売。グラスに注がずに直接飲用するスタイルを提案している。瓶から飲みやすいように苦味が強すぎないように調節した。

 欧米では小瓶のビールを直接飲用するのは映画やドラマでもよく知られている。ただ、日本ではビールをグラスやジョッキに注ぐことがほとんどだ。

 同社ビールマーケティング部の担当者は「若者には外国ビールなどを瓶で飲用するスタイルが親しまれている。ザ・クールはスポーツバーなど向けが中心だが、今後はビアガーデンなど広い業態にも提案する」とし、小瓶のスタイルの定着を狙う。

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