福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

四国八十八所の霊験その143

2014-09-20 | 四国八十八所の霊験
奇跡というかお蔭というか弘法大師和讃にいう「不思議は世々にあらたなり」ということは体験しなければわかりません。
 この遍路の不思議・霊験こそ千数百年のあいだ四国88所が続いた理由です。
山道を30分歩いけば胎蔵が峰の奥の院もおまいりできます。
山道は故郷の山と同じ匂いがしました。ここまで来る人はめったにいないのでしょう。肌を刺す霊気がありました。
まだ高野山御礼参りがのこっているので「終った」という感激はあまり味わえません。
それでも茶店に寄って好物の甘酒をのみました。
このまま高野山までいかなければなりません。
2回目のときはちかくの遍路宿でシャワーを借りました。お礼に少しお金をおいて出て、茶店で休んでいると宿の人が車であわて出ていきました。お金を返そうと私を探しに行ったのです。茶店で休んでいる私を見つけ車を降りてお金を返しにきました。「こんなつもりで貸したのではありません。こんなにもらうと一日中シャワーを使ってもらわなければならないことになります。」といいます。押し問答の末少しだけとってもらいました。四国の人の律儀さにはおどろかされます。





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