さて、すっかり長くなりました。
以上は、わずか1週間、しかもブータン西部の一部を駆け足で覗いただけの個人的感想です。所詮は観光客の目線を一歩も出ていません。「街に出ているペプシやミリンダの看板が興ざめだなぁ」なんて、ブータンをテーマパークとして見ている外国人の勝手な感想以外のなにものでもありません。「そんなにすごいなら、そんなにみんなが幸せなら、お前はブータンに住めるのか?」と聞かれれば、もちろん無理。「日本もブータンになれ、というのか?」と言えば、これもまったく不可能。ブータンがこのままの姿を守ることはできるかもしれませんが、これだけ社会が複雑化して、モノがあふれかえった日本があの生活に「戻る」ことは決してできません。
しかし、それでも、あの国には住めなくても、あの国を見ておくことは大切な体験でした。前述したとおり、人間が生きていく上で必要なモノはそんなに多くないのです。人間のシアワセなんて、モノの量では決してはかれないのです。もちろんお金、地位でもありません。
バンコクでの友人がこう言ってました。「あの国ではなにか魂が入れ替わることが起きるそうですよ。鈴木さんも最後の夜に魂が入れ替わったんじゃないですか?」。うーむ、そうかもしれないなぁ。実際、バンコクに戻って久しぶりに(カンボジア出張にも行っていたので、3週間ぶり)バンコクの日本人向け飲み屋街「タニヤ」にも繰り出したのですが、どうにも、なにもかもがウソっぽく、バカバカしく見えて仕方がありませんでした。魂が入れ替わったのでしょうか、それとも相次いだ出張と赴任以来の疲れがちょうど出てきたのでしょうか。まだわからないのです。
同行したU氏が言ってました。「世界でカミさんを連れていきたいところは、2つだな。ブータンとアンコール・ワット、このふたつはどうしても連れていきたい」。さらにU氏いわく「ブータンはとにかくUNESCOの世界遺産に指定して欲しい。でもどこを指定するのか迷うに違いないから、国全体を指定するのだ!」うーむ、さすがは大先輩、いいこと言うなぁ。
きのう、ブータンで買ってきた例のタンカの額縁を作る手配をしてきました。これを自宅に飾って、もう一回改めてブータンに思いを馳せるのを楽しみにしています。
そして、今は2つのことを決心しています。必ずカミさんと息子をブータンに連れていくこと!12月のバンコクアジア大会(98年開催)では、ブータン選手団を力一杯応援すること!
2010年追記:このブータンのタンカ(仏画)はいまも小生の自宅マンションの玄関でみなさまをお迎えしております。お越しいただければ、いつでもご披露いたします。
以上は、わずか1週間、しかもブータン西部の一部を駆け足で覗いただけの個人的感想です。所詮は観光客の目線を一歩も出ていません。「街に出ているペプシやミリンダの看板が興ざめだなぁ」なんて、ブータンをテーマパークとして見ている外国人の勝手な感想以外のなにものでもありません。「そんなにすごいなら、そんなにみんなが幸せなら、お前はブータンに住めるのか?」と聞かれれば、もちろん無理。「日本もブータンになれ、というのか?」と言えば、これもまったく不可能。ブータンがこのままの姿を守ることはできるかもしれませんが、これだけ社会が複雑化して、モノがあふれかえった日本があの生活に「戻る」ことは決してできません。
しかし、それでも、あの国には住めなくても、あの国を見ておくことは大切な体験でした。前述したとおり、人間が生きていく上で必要なモノはそんなに多くないのです。人間のシアワセなんて、モノの量では決してはかれないのです。もちろんお金、地位でもありません。
バンコクでの友人がこう言ってました。「あの国ではなにか魂が入れ替わることが起きるそうですよ。鈴木さんも最後の夜に魂が入れ替わったんじゃないですか?」。うーむ、そうかもしれないなぁ。実際、バンコクに戻って久しぶりに(カンボジア出張にも行っていたので、3週間ぶり)バンコクの日本人向け飲み屋街「タニヤ」にも繰り出したのですが、どうにも、なにもかもがウソっぽく、バカバカしく見えて仕方がありませんでした。魂が入れ替わったのでしょうか、それとも相次いだ出張と赴任以来の疲れがちょうど出てきたのでしょうか。まだわからないのです。
同行したU氏が言ってました。「世界でカミさんを連れていきたいところは、2つだな。ブータンとアンコール・ワット、このふたつはどうしても連れていきたい」。さらにU氏いわく「ブータンはとにかくUNESCOの世界遺産に指定して欲しい。でもどこを指定するのか迷うに違いないから、国全体を指定するのだ!」うーむ、さすがは大先輩、いいこと言うなぁ。
きのう、ブータンで買ってきた例のタンカの額縁を作る手配をしてきました。これを自宅に飾って、もう一回改めてブータンに思いを馳せるのを楽しみにしています。
そして、今は2つのことを決心しています。必ずカミさんと息子をブータンに連れていくこと!12月のバンコクアジア大会(98年開催)では、ブータン選手団を力一杯応援すること!
2010年追記:このブータンのタンカ(仏画)はいまも小生の自宅マンションの玄関でみなさまをお迎えしております。お越しいただければ、いつでもご披露いたします。