福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

法然上人百四十五箇条

2014-01-20 | 法話
一。心を一つにして心よくなをり候はずとも、何事をおこなひ候はずとも、念仏ばかりにて、浄土へはまいり候べきか。
答。心のみだるるは、これ凡夫の習ひにて、ちからおよばぬ事にて候。ただ心を一にして、よく御念仏せさせ給ひ候はば、そのつみを滅して、往生せさせ給ふべき也。その妄念よりもおもきつみも、念仏だにし候へば、うせ候也。

一。心に妄念のいかにも思はれ候は、いかがし候べき。
答。ただよくよく念仏を申させ給へ。

一。念仏を申候に、はらのたつ心のさまざまに候。いかがし候べき。
答。散乱の心、よにわろき事にて候。かまへて一心に申させ給へ。

一。臨終に、善知識にあひ候はずとも、日ごろの念仏にて往生はし候べきか。
答。善知識にあはずとも、臨終おもふ様ならずとも、念仏申さば往生すべし
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