福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は高倉天皇が中宮平徳子無事御産の御礼の宸筆を守覚法親王に賜った日

2024-11-13 | 法話

今日は高倉天皇が中宮平徳子無事御産の御礼の宸筆を守覚法親王に賜った日。
今日治承二年1178十一月十三日は高倉天皇が中宮平徳子無事御産の御礼の宸筆を守覚法親王に賜った日。守覚法親王と高倉天皇は兄弟。
以下「宸翰英華」等によります。
「治承二年十一月中宮徳子の御産に當り皇兄喜多院御室守覚法親王は六波羅邸にて孔雀経法の修法を以て霊験を示された。守覚法親王は承安二年十月にも孔雀経法で霊験を示されており重ね重ねの法験に高倉天皇が宸翰を以てその労を労ひ給うたもの。ご宸翰は豊潤にして神韻に富み天資臨池の技に長じ給ふた御事が拝せられる」
「国宝、仁和寺蔵、高倉天皇宸筆御消息」「大法無事結願、喜悦且千、今度事、此の法の致すところの由、深く以て存思給候者也。之に加へて先に三条殿に於いて此の法を修せられし之時、霊験殊勝之上今又此の如し。謝する所之無く候。諸事面拝を期す。謹言。 十一月十三日。」

しかし安徳天皇は源氏に攻められ壇ノ浦で入水されます。修法で無事生れてもかえって不運な運命が待っているのではいたたまりません。

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