福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

丙申逆打ミニ遍路報告・・3

2016-05-17 | 開催報告/巡礼記録
(68・69番の琴弾八幡宮)
・鳥居の言葉
軽い気持ちですぐに本殿にたどり着くだろうと思って石段を登り始めたのですが、行けども行けども着きません。百段はあろうかとおもわれます。石段の両側は堆く落ち葉が積もっていていて長らく手入れされた形跡がありません。昔に戻って、お遍路さんが六十八,六十九番へのみちすがらで途中参拝するようになれば双方が助かるのにと複雑な心境になります。
途中に鳥居が何組も現れます。彫られている言葉がまた有難いのです。最初の鳥居には「国家安全、万民豊楽」とありました。まさに今回の私の遍路業の目的そのものが彫られてあったのです。だんだん登っていくと次々と鳥居が現れその都度深い言葉が彫られています。「孝道表千古、神徳照万年(孝道は千古を表し、神徳は万年を照らす)」「徳澤溢四海、威烈輝千載」などです。まだたくさんの言葉がありましたが写す余裕がありませんでした。それにしてもいい言葉ばかりです。

・無人の本殿
本殿にやっと着いて見回しても寂れていて人の気配がありません。階に座り心経秘鍵と心経をあげました。社務所にもパンフレットが置いてあるだけで誰もいません。このような立派な由緒ある神社も普段はこんなに寂れているのかと思うと申し訳ない気持ちになります。改めて八十八所は昔の明治の廃仏毀釈以前に戻すべきと強く感じました。
ただ社務所に「新四国曼荼羅霊場」という、7つの神社と81の寺院による、88ヶ所の神仏一体の霊場会の案内がおいてあり若干心強く感じました。四国にもすこしずつ神仏一体の胎動が始まっているのかもしれません。
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