福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

『入定和讃』

2012-07-03 | 法話
  『入定和讃』


帰命頂礼遍照尊   

承和年の春の末  

御年六十二歳にて   

高野の奥の岩かげに  
 
入定留身なし給う  


琴絃すでに絶れども  

遺音いよいよ新しく  

延喜の帝の御夢に  

現れまして 

「たかのやま むすぶいおりに そでくちて こけのしたにぞ ありあけの

つき」とよまれし御歌に 

叡感ことに浅からず

桧皮色なる御衣を

送りたまふて今の世に

うつる匂ひの聖経と

万代までもかはりなき

御衣かえの御儀式

げにありがたの高野山

南無大師遍照尊

南無大師遍照尊







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