福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

本日の定例会模様

2016-03-19 | 開催報告/巡礼記録
護国寺は、あすをお彼岸の中日に控えて、曇り空の下緋寒桜がすでに八分咲で吹き流しに映えていました。
また山門には「遠州忌茶会」と大書されていて、今日は小堀遠州公をしのぶ茶会が行われているようでした。小堀遠州公は大名で茶人でしたが、正保4年2月6日(1647年3月12日)、69歳で逝去されています。是をしのんで各地で遠州忌茶会が催されるようです。護国寺でも茶会に参加されている和服姿の婦人がつれだって本堂に参詣されていて華やいだ雰囲気でした。
私は2時ころ本堂に着いて、いつものように一言地蔵様、身代わり地蔵様、六地蔵様、大日如来様、お薬師様、ご本尊等を七回巡って拝みました。お百度ならぬお七度ですがこうして拝むと本当にありがたい気持ちがしてきます。また必ずありがたいことが起こるのです(今回の「有難いこと」はあとで述べます)。
本堂はあす20日の彼岸会法要に備えてすでに様々に堂内が荘厳されていました。いつものように三礼、懺悔文、三帰、三境、十善戒、発菩提心、三昧耶戒、開経偈、般若心経、観音経、祈願文、光明真言等各種ご真言、廻向文を唱えました。今日もみなさんの読経の声がピッタリと揃って大変有難いご法楽を上げることができました。そして観音経の途中で突然本堂が明るくなりました。小雨が上がりお日様の光が堂内にサッと差し込んできたのです。
さきに述べた、「お七度」の功徳です。皆さんの読経の声も一層有難く聞こえます。
 最後に今日は月輪観を修しました。月輪観は自分の胸の中に満月がありそれが徐々に大きくなって宇宙大になりまた小さくなり胸に収まるという、非常にシンプルな密教瞑想法です。お大師様は「近うして見がたきはわが心、細にして空に遍ずるはわが仏なり。我が佛は思議し難し。わが心は広にして大なり。」とおっしゃっていて、これはわが心即ち大宇宙そのものであることを実感するための修法でもあります。堂内は静まり返っていてこの月輪観ではなかなかいい境地を味わえました。
最後に三礼をして堂を出、いつもの喫茶店で談笑しました。

Hさんは、「六波羅蜜」を会社で実践すると会社の業績がみるみる上がっていった話をされました。のちほどブログに書いていただくことになっていますのでここでは詳細は触れません。
私は、密教修法では自分の眷属と本尊の眷属が一体となる瞑想があるという話をしました。すなわち自分は「個」ではなくて常に「眷属、先祖霊等」と一緒にいるというのがわれわれの修法の前提になっているということです。そして我々の意識、周波数の高下にあわせて自分の眷属の状態が変わってくるということです。
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