Q,仏説盂蘭盆経で7月15日の「僧自恣日」に衆僧供養をしなさいとおしゃっているのはなぜですか?
A,印度では4月15日より7月15日までの90日を九旬安居と称して衆僧が一箇所にこもり修行する大切な期間とされました。この安居の結願日が七月一五日であったためこの日を僧自恣日 としたのです。自恣とはこの間の所行に過失があったかどうかを他の大衆から恣(ほしいまま)にあげさせそれにより懺悔するのです。
衆僧に供養せよとされるのは、盂蘭盆経に、「この日に、声聞縁覚十地の菩薩は仮に僧の姿に現れて、皆来たりて食を受ける。・・供養すれば七代の父母が救われる」とされるからです。
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