実語教(傳、弘法大師作、寺子屋等で使用。「実語教註慈賢(鎌倉時代の天台座主)」「実語教諺解(覚賢慧空)」等より解説)解説・・・17
・八正道は広しといへども 、十悪の人はゆかず。(八正道とは正見・正思惟・正語・正業・正命・正精進・正念・正定、十悪とは四十二章経に身三・口四・意三 )
。梁簡文帝広信候に与えし書にいう「十善の車に倍して八正の路を開く(十善の車は八正の路を通る)」。光明大師(善導)御尺にいわく「十悪は諸罪の根本なれば八正の路直に開けたりと雖も往きがたし」。
・「無為の都は楽しと雖も、 放逸の輩は遊ばず。」( 覚りの世界は楽ありといえども放逸の者は行けぬ)
。正法念誦経に「放逸のとがは一切のとがの中に最も勝上とす」。倶舎論第四に放逸とは「諸善を修せず」とあり。
涅 槃 経 卅 巻 に「夫 放 逸 者 十三の 果 報有、 一に楽みて世 間の 作 業 をなす。二には 楽んで 無 益の言を説く 。三に常に楽んで久く寝て睡眠す。四に楽で世間の事を説く。五に常に楽で悪友に親近す。六に常に楽で懈怠・懶堕なり。七に常に他人の為に軽んぜらる。八に 聞く所有りといえども尋ねてまた忘失す。九に 楽ねがって辺地に処す。十に 諸根を調伏することあらず。十一に 食 足る事を知らず 。十 二に空寂を楽はず。十三に所止正しからず。」)
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