福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日の定例会模様

2017-03-18 | 開催報告/巡礼記録
今日はお彼岸でしかも18日の如意輪観音様御開帳の日です。
地下鉄を江戸川橋で降りて護国寺の鎮守様の今宮神社にまずお参りしました。前回も書いたのですが、ここは護国寺建立に際して桂昌院の発願により護国寺境内右側に元禄10年(1697)京都柴野今宮神社より御分霊を迎えて創建されたもので、神仏分離で明治6年当地に遷座さたといいます。御祭神は「天照大御神、素盞嗚尊、伊邪那美命、誉田別尊、天児屋根尊、大国主命、事代主命、速玉大神、大宮比売命、少毘古那命、猿田彦命、天神様」です。
心経をあげあるいて護国寺へ向かいます。
護国寺につくと山門に灌仏がおかれてあります。4月8日の花まつりを前にして少しでも多くの人に仏縁を結んでほしいというお寺の方々の願いがひしひしと感じられます。ありがたいことです。境内に入るとすでに緋寒桜は八分咲で五色の吹き流しに映えていました。
茶会も催されているようで和服姿の婦人がつれだって本堂に参詣されていて華やいだ雰囲気でした。
私は2時前に本堂に着いて、いつものように一言地蔵様、身代わり地蔵様、六地蔵様、大日如来様、お薬師様、ご本尊等を七回巡って拝みました。お百度ならぬお七度ですがこうして拝むと本当にありがたいお参りができるのです。きょうは穏やかな春の日に緋寒桜や五色の吹き流しが映えて、時が止まって感じられました。四国遍路や高野山参拝で時々感じるあの感覚です。大日経に「三時を超えたる如来の日」とありますが、これです。リニアな時の流れでなくあらゆる過去現在未来が坩堝に入れられてかき回されたような感覚になるのです。こういう時は本当に何も考える必要のないほど有難い気がします。おまいりを続けている者はだれもが味わえるありがたさでしょう。
納経所も一言地蔵様の所も最近いつも列ができています。最近神社仏閣に、どういう理由かわかりませんが、お参りが増えている気がして不思議なありがたい気持です。きょうはお薬師様のところも男の人が熱心にお参りしていました。ここのお薬師様も大変ありがたいお薬師様です。何十年も前、妻の子宮筋腫を治していただきました。いくら感謝しても感謝しきれません。
本堂では如意輪観世音様の光り輝くおすがたを拝しつつ皆さんで観音経全巻をあげました。読経の声もそろって有難い法味が出ました。それにしても如意輪観世音様の光り輝くおすがたを拝する度に、
大無量壽経にある讃佛偈
光顔巍巍 威神無極(こうがんぎぎ いしんむごく)
如是焔明 無輿等者(にょぜえんみょう むよとうしゃ)
日月摩尼 珠光焔耀( にちげつまに しゅこうえんにょう)
皆悉隠蔽 猶若聚墨 (かいしつおんぺい ゆにゃくじゅもく)
(如来のお姿は限り無く光り輝いている、その光りの強さは何ものも比べるものがない。太陽も月も宝石の輝きも皆覆い隠し、それらが墨のように黒く見えるほど輝いている)を思い出します。
お参りの後、いつものようにジョナサンで楽しいひと時を過ごしました。
私からは「今日お参りに来ることができた人は並大抵のお陰を受けている人ではない、特別のお陰をいただいている人です。観音様・諸仏・諸菩薩・御大師様の篤いお陰をこれからも受けられる人です。お参りは重ねるほどありがたさは身に染みて感じられるようになります。またそれが次の不思議なお陰を生む元となります。自分も数十年前に護国寺の奉鐘会等にはいって毎朝お参りしているときはまさか数十年後にこうして講のみなさんとお参りができるようになろうとは夢にも思っていませんでした・・」と話しました。
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