福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

第6回・福聚講関東36不動霊場巡り(2011-6-12くもり)

2011-06-20 | 開催報告/巡礼記録
第6回・福聚講関東36不動霊場巡り(2011-6-12くもり)

 <第4番札所・大聖山真福寺 和田不動尊>横浜市保土ヶ谷区和田2-8-3
 本堂内陣ご本尊;大聖不動明王 
 開基;和田義盛。治承元年(1177)
 寺宝;不動明王像、石造地蔵菩薩像、木像聖観世音菩薩像他 
                                                 

 相鉄線・横浜駅改札口10時50分集合。横浜10時54分発、和田町着11時。
国道16号を渡ると、横浜寄りに和田不動尊の案内がある。左に曲がって数分。道が細くなる手前、満願地蔵尊が祀られている真福寺参道入り口。石灯籠が並ぶ緩やかな坂の参道を登ると真福寺和田不動尊、11時8分着。この参道は、四国八十八カ所を始め、板東札所、秩父札所のお砂踏みになっている。
 本堂は法事の最中で、ご住職の読経の声が聞こえる。黒い喪服を着た方々の後ろから、ほの暗い中央奥のご本尊の不動明王を拝す。目の輝きが心を射るようだ。ご住職の奥様のお話では、真福寺は和田義盛が建立したとのこと。残念なことに、昭和二十年の空襲で本尊と過去帳以外全て焼失。その後多くの人々の協力で現在の諸堂が再建された。
 さほど広くはない境内に、大銀杏と大椿が、深く葉を繁らせて、清澄な空気を漂わせている。本堂の外、正面右手横で、般若心経、仏説聖不動経他を納経。納経している傍に、池。池には水草の茎が真っ直ぐに伸び、根元には赤白の鯉が悠々と泳ぐ。
 再び和田町駅に戻り、相鉄線12時13分発、横浜駅着12時20分。

<第5番札所・清林山佛乗院 金蔵寺 日吉不動尊>横浜市港北区日吉元町2-41-2
 本堂内陣ご本尊;大聖不動明王(秘仏) 
 開山;智證大師円珍。平安朝清和天皇の御代(859-77)
 寺宝;五大明王像、釈迦三尊像、阿弥陀三尊像、将軍駕籠、梵鐘、古文書
 本堂:千鳥破風瓦葺。庫裡、大書院、観音堂、水天宮などの諸堂。
                                                 

 
 東急東横線横浜駅発12時50分、日吉駅着13時6分。日吉は慶應大学を始め、慶應高校などが有り、駅前に降り立つと若い人が多い。歩いて二十分、金蔵寺日吉不動尊着。
 約2万坪の境内には、桜、百日紅、銀木犀などの樹木が青々とした生気をみなぎらせて繁っている。本堂前にて般若心経、仏説聖不動経他納経。本堂左奥に綺麗に彩色された弁天堂。弁天堂に登ると、横浜の一部が望まれる。さらに石段を暫く登り、裏山の中腹にある奥の院、不動堂へ。
「人の生まれると云うことは即ち苦の中に置かれる事である。死するまで苦と共にあるのが常なのだ。慈悲は一生の祈祷と知るべし」奥の院に向かう道に建つ三十四世金蔵寺名誉住職の碑に書かれた言葉が胸を打つ。
 再び日吉駅へ戻る。14時20分日吉駅前にて昼食後、解散。

<参加者> 高原師、高橋、岡村、淵野、木下、菊池、佐竹、中島、関口2、計10名。
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