往生要集上 (十楽) 八、第八に見佛聞法の楽とは・・・仏、舎衛国におわしますこと二十五年、かしこの九億の家の三億は仏を見奉り、三億はわずかに聞き、その余の三億は見ず聞かず。在世すら尚しかり。いかにいはにんや滅後をや。故に法華経に云く、「このもろもろの罪の衆生は、悪業の因縁をもって、阿僧祇劫を過ごせども三宝の名をも聞かず。」と。しかるにかの国の衆生は常に弥陀佛を見奉り、恒に深妙の法を聞く。・・あるときは七宝の講堂にありて妙法を演説したまふに梵音深妙にして衆のこころをして悦可せしめたまふ。・・・あるいはまた広大の身を現じ、或は丈六・八尺の身を現じ、或は宝樹の池の下にあり、或は上にあり、或は宝池の上にあり。衆生の宿命により、求道の時、心にこのみたまひしところに随ひ、大小、意のままに為に法を説き、そをして疾く開解し得道せしむ。・・
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