福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

Q,仏像仏画はなぜ金ぴかが多いのですか?

2012-01-19 | Q&A
Q,仏像仏画はなぜ金ぴかが多いのですか?

A,大智度論によると仏さまの相には三十二相八十種好という特徴があることになっています。その中の第十四には「金色相」といい、仏さまのお姿は金色と定められています。(十四者金色相。問曰何等金色。答曰。若鐵在金邊則不現。今現在金比佛在時金則不現。佛在時金比閻浮那金則不現。閻浮那金比大海中轉輪聖王道中金沙則不現。金沙比金山則不現。金山比須彌山則不現。須彌山金比三十三諸天瓔珞金則不現。三十三諸天瓔珞金比焔摩天金則不現。焔摩天金比兜率陀天金則不現。兜率陀天金比化自在天金則不現。化自在天金比他化自在天金則不現。他化自在天金比菩薩身色則不現。如是色是名金色相。)
また仏画を制作する功徳は「法華経」方便品に「彩画して仏像の百福荘厳の相をなすこと、自らも作し、もしくは人をしてもせる皆すでに仏道を成じき。」とあります。そして「佛説大阿彌陀經」や「佛説無量壽經 」にあるように極楽浄土は光明に照らされ金に輝くとされているところから中国やわが国では浄土曼陀羅の金泥図や金字経がさかんにつくられ平泉の金色堂のようにさながら現世に極楽浄土を出現させたかのような堂すらつくられた。仏壇もこの浄土を模して金色に塗られていると考えられます。
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