1お不動様について、
不動明王は不動威怒明王、無動明王、無動尊、不動尊、聖無動尊摩訶威怒王、無動大威徳金剛、不動金剛明王、不動如来、大猛不動大力者、大聖不動明王などとも呼ばれます。悪を降伏するために恐ろしい姿をされ、すべての障害を打ち砕き、仏道に従わないものを無理矢理にでも導き救済するという役目を持っておられます。根本佛「大日如来」様のお使者です。「不動」の尊名は、8世紀前半、菩提流志(ぼだいるし)が漢訳した「不空羂索神変真言経」に「不動使者」として現れるのが最初とされます。日本にはお大師様が唐より密教招来のとき不動明王の図像を持ち込まれたのが最初と言われています。お姿は、目を怒らせ、右手に宝剣を持ち左手に縄を持つ大変恐ろしい姿をしておられますがそのお心は人々を救済しようとする厳しくもやさしい慈悲に満ちておられます。
大日経具縁品には「涅哩底方に不動明王を書く、如來の使者なり。童子形につくる。右に大慧刀印を持し、左に羂索を持す。頂に莎髻あり。髮は屈し左肩に垂して在り。左目は細く閉ず。下齒をもって右邊上脣を嚙み其の左邊の下脣は翻ってやや外に出る。額に雛文あり猶ほ水波狀の如し。石上に坐す。其身卑して充滿肥盛せり。奮怒之勢極忿之形をなす。是その密印摽幟相也。此尊は大日花臺において、久く已に成佛せり。三昧耶本誓願もっての故に、初發大心諸相不備之形を示現す・・・」とあります。
しかし本来は「聖無動経」にいわれるように「この大明王はその所居なし、ただ衆生の心想の中に住したまふ(お不動様は衆生の心中にいらっしゃる、従って救いを求める人の心中にもいらっしゃるのですぐに救ってくださる)」のだと思います。
お不動様に対し盛んに護摩祈祷が行われるのは、不動明王には大威力があって即時に難を除き、すべての人にわけ隔てなく利益を与えてくださるからです。また、十三佛の最初の仏様で亡者の初七日も導いてくださいます。縁日は毎月28日です。
古来霊験は数限りなく有りますがその都度アップしていきます。
2、関東三十六不動について
関東三十六不動尊霊場は不動尊の眷属である三十六童子にちなんで昭和62年(1987年)に開創された神奈川県(発心)・東京都(修行)・埼玉県(菩提)・千葉県(涅槃)と関東四県にわたる霊場。お不動様のご利益と同時に三十六童子のご利益もいただけるとされます。またこの三十六霊場を三度巡拝すると過去現在未来三世にわたる供養をおさめたことになるとされます。事務局は岩槻大師内にあります。
参考までに、三十六童子と御真言を以下に書きます。
1 矜迦羅童子 (おん ばらさき たつたり そわか ) 2 制叱迦童子( おん しゆと とば うんばつた ) 3 不動恵童子(おん しゆまり ばさら だんかん) 4 光網勝童子(おん そば ろぎ ばった ばった そわか ) 5 無垢光童子( のうまく からばん きりく )6 計子爾童子(おん かく まり そわか ) 7 智慧幢童(おん そんば さんば さんばんそわか ) 8 質多羅童子(うん たらまち しつたら うんばつた ) 9 召請光童子( おん まり ままり しゆまり しゑまり とどまり ばつた ) 10 不思議童子( おん ろけい そわか) 11 羅多羅童子(おん らた らた らま そわか) 12 波羅波羅童子(おん はら しつ びたまに あんをん そわか) 13 伊醯羅童子(おん だぎに ゑい そわか ) 14 獅子光童子( おん まり たりたり そわか ) 15 獅子慧童子( おん まい たりや そわか )16 阿婆羅底童子( のうまく けん さくそわか )17 持堅婆童子(おん まんしん だらに そまや そわか) 18 利車毘童子(おん しばれい そわか )19 法挟護童子( おん ぎやきてい とんばんば きりく) 20 因陀羅童子( おん いんだらや そわか) 21 大光明童子(のうまく さまんだ かんまん きりく) 22 小光明童子(おん しんばら そわか) 23 仏守護童子(おん あぼぎや ばだらや そわか ) 24 法守護童子( おん きまれい そわか) 25 僧守護童子(きりく さんばん たらく )26 金剛護童子(おん だきに ゑい きりく そわか )27 虚空護童子( おん めいが しやに へんばら うん そわか) 28 虚空蔵童子(おん そんやば そんやば そわか )29 宝蔵護童子( おん まか きやらば そわか )30 吉祥妙童子( おん びだまや そわか) 31 戒光慧童子(おん さらいて さらいて そわか) 32 妙空蔵童子(おん こうなん とくじつ そわか) 33 普香王童子( おん あい びしやに はつた はつた そわか )34 ぜんにし童子(おん はんめい ばざやら きしやうん ) 35 波利迦童子(おん けん まにまに そわか) 36 烏婆計童子(おん たらまや きりく そわか )。
不動明王は不動威怒明王、無動明王、無動尊、不動尊、聖無動尊摩訶威怒王、無動大威徳金剛、不動金剛明王、不動如来、大猛不動大力者、大聖不動明王などとも呼ばれます。悪を降伏するために恐ろしい姿をされ、すべての障害を打ち砕き、仏道に従わないものを無理矢理にでも導き救済するという役目を持っておられます。根本佛「大日如来」様のお使者です。「不動」の尊名は、8世紀前半、菩提流志(ぼだいるし)が漢訳した「不空羂索神変真言経」に「不動使者」として現れるのが最初とされます。日本にはお大師様が唐より密教招来のとき不動明王の図像を持ち込まれたのが最初と言われています。お姿は、目を怒らせ、右手に宝剣を持ち左手に縄を持つ大変恐ろしい姿をしておられますがそのお心は人々を救済しようとする厳しくもやさしい慈悲に満ちておられます。
大日経具縁品には「涅哩底方に不動明王を書く、如來の使者なり。童子形につくる。右に大慧刀印を持し、左に羂索を持す。頂に莎髻あり。髮は屈し左肩に垂して在り。左目は細く閉ず。下齒をもって右邊上脣を嚙み其の左邊の下脣は翻ってやや外に出る。額に雛文あり猶ほ水波狀の如し。石上に坐す。其身卑して充滿肥盛せり。奮怒之勢極忿之形をなす。是その密印摽幟相也。此尊は大日花臺において、久く已に成佛せり。三昧耶本誓願もっての故に、初發大心諸相不備之形を示現す・・・」とあります。
しかし本来は「聖無動経」にいわれるように「この大明王はその所居なし、ただ衆生の心想の中に住したまふ(お不動様は衆生の心中にいらっしゃる、従って救いを求める人の心中にもいらっしゃるのですぐに救ってくださる)」のだと思います。
お不動様に対し盛んに護摩祈祷が行われるのは、不動明王には大威力があって即時に難を除き、すべての人にわけ隔てなく利益を与えてくださるからです。また、十三佛の最初の仏様で亡者の初七日も導いてくださいます。縁日は毎月28日です。
古来霊験は数限りなく有りますがその都度アップしていきます。
2、関東三十六不動について
関東三十六不動尊霊場は不動尊の眷属である三十六童子にちなんで昭和62年(1987年)に開創された神奈川県(発心)・東京都(修行)・埼玉県(菩提)・千葉県(涅槃)と関東四県にわたる霊場。お不動様のご利益と同時に三十六童子のご利益もいただけるとされます。またこの三十六霊場を三度巡拝すると過去現在未来三世にわたる供養をおさめたことになるとされます。事務局は岩槻大師内にあります。
参考までに、三十六童子と御真言を以下に書きます。
1 矜迦羅童子 (おん ばらさき たつたり そわか ) 2 制叱迦童子( おん しゆと とば うんばつた ) 3 不動恵童子(おん しゆまり ばさら だんかん) 4 光網勝童子(おん そば ろぎ ばった ばった そわか ) 5 無垢光童子( のうまく からばん きりく )6 計子爾童子(おん かく まり そわか ) 7 智慧幢童(おん そんば さんば さんばんそわか ) 8 質多羅童子(うん たらまち しつたら うんばつた ) 9 召請光童子( おん まり ままり しゆまり しゑまり とどまり ばつた ) 10 不思議童子( おん ろけい そわか) 11 羅多羅童子(おん らた らた らま そわか) 12 波羅波羅童子(おん はら しつ びたまに あんをん そわか) 13 伊醯羅童子(おん だぎに ゑい そわか ) 14 獅子光童子( おん まり たりたり そわか ) 15 獅子慧童子( おん まい たりや そわか )16 阿婆羅底童子( のうまく けん さくそわか )17 持堅婆童子(おん まんしん だらに そまや そわか) 18 利車毘童子(おん しばれい そわか )19 法挟護童子( おん ぎやきてい とんばんば きりく) 20 因陀羅童子( おん いんだらや そわか) 21 大光明童子(のうまく さまんだ かんまん きりく) 22 小光明童子(おん しんばら そわか) 23 仏守護童子(おん あぼぎや ばだらや そわか ) 24 法守護童子( おん きまれい そわか) 25 僧守護童子(きりく さんばん たらく )26 金剛護童子(おん だきに ゑい きりく そわか )27 虚空護童子( おん めいが しやに へんばら うん そわか) 28 虚空蔵童子(おん そんやば そんやば そわか )29 宝蔵護童子( おん まか きやらば そわか )30 吉祥妙童子( おん びだまや そわか) 31 戒光慧童子(おん さらいて さらいて そわか) 32 妙空蔵童子(おん こうなん とくじつ そわか) 33 普香王童子( おん あい びしやに はつた はつた そわか )34 ぜんにし童子(おん はんめい ばざやら きしやうん ) 35 波利迦童子(おん けん まにまに そわか) 36 烏婆計童子(おん たらまや きりく そわか )。