実語教(傳、弘法大師作、寺子屋等で使用。「実語教註慈賢(鎌倉時代の天台座主)」「実語教諺解(覚賢慧空)」等より解説)解説・・・27
・猶ほ農業を忘れず 必ず学文を廃することなかれ 。(護法論(宋代、無尽居士張商英撰、禅の立場より儒仏一致を論じたもの)を見れば古の地蔵禅師断際禅師などの常に田を耒き茶を植えて虚しく過ごし給わぬを深く無尽居士の誉めけるもみなこの心也。至要抄(法曹至要抄は平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて、法曹官僚の坂上氏により記された法律書)に「世務暇なしと雖も学文において怠ること勿れ」。論語・公冶長に「子貢問うて曰わく、孔文子、何を以てかこれを文と謂うや。子曰わく、敏にして学を好み、下問を恥じず、是を以てこれを文と謂うなり」)
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