福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日の参拝記録

2019-06-16 | 開催報告/巡礼記録
今日は江戸川橋の今宮神社にまずお参りしました。護国寺の境内社だった神社です。般若心経をあげました。いずれ護国寺の境内に戻っていただくことができればいいのに・・とおもいつつ。

神社には、東京神社庁の「今月の生命の言葉」が置いてありました。今月の言葉は昭和天皇の「さしのぼる 朝日の光 へだてなく 世を照らさむぞ 我がねがひなる」です。大日如来の「除暗遍明」と同じ意味です。有難いお言葉です。

今宮神社から護国寺まで歩きます。
今日は昨日と打って変わってからりと晴れた絶好のお参り日和で緑の濃くなった銀杏並木の下を楽しく歩けました。しかし昨日所用のあった方は大変だったろうと思います。

「天候のことを下界の人間如きが評価してはいけない」とどこかで見ました。たしかに昔話で息子二人を傘屋と下駄屋に奉公に出しているお婆さんが雨が降ると下駄が売れないので下駄屋の息子を心配し、天気になると傘が売れないので傘屋の息子を心配したという話があります。雨が降らなければ農家は田植えができないし、天気にならなければ野外行事の予定のある人たちが困ります。自己都合で「晴男」などというのは傲岸不遜というものです。

護国寺は今日も吹き流しが風に揺れておりなにか行事があったとみえます。有名女子大茶道部お茶会の看板も出ており清潔な白のブラウスと紺のスカートの女子大生が大勢境内を歩いていました。名門女子大でこのように多くの女学生が古来からの茶道を学んでいるというのが嬉しい気がしました。みなさんいいお母さんになる人のように見えてきます。最近茶道とか華道とか「道」とつく習い事が廃れてきていますが、残念至極です。「道」のつかない最近の見栄えだけを重視して精神性も何もないフラワーアレンジメント等の流行は決して後世に残らないと思います。日本人はやはり「道」で精神性を培っていくことが本当は世界で通用する人間になる為にも必要なのに、と思います。

不老門の下でこの茶道部の女学生たちに何故か挨拶されて戸惑いました。作務衣だったので護国寺関係の僧侶と思われたのでしょう。
一言地蔵様の前にくると今回も若い人がお参りしています。最近若い人のお参りが増えて嬉しい限りです。日本も捨てたものではないという気がします。本堂の納経所もいつも納経を待っている人が並んでいます。素晴らしいことです。

今日は参加者が少なかったので自分の家族達を動員しました。家族会のようになりましたがそれはそれでお陰と云うものです。昔護国寺の朝参り会や奉鐘会に入っていたおかげで何十年もあとでこうして家族でお参りできるのですから仏さまのご縁は不思議で有難いものです。必ず結果が現れます。仏さまにご縁を結んでいただく有難さを多くの人に味わって頂きたいものです。
観音経の唱和も今日は一段と有難いものになりました。
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