福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

浄土とは(仏教大辞典による)その2

2013-12-02 | 法話
按ずるに浄土は専ら大蔵経中に於いて宣説するところにして、灰身滅智無余涅槃を理想とする小乗教にはその説なし。

即ち、六波羅蜜の修行者たる菩薩が自ら成仏の可能性を信じ、夙に浄佛国土成就衆生浄の誓願を発し、無量永劫に功を積み徳を累ねて以って建立するところの荘厳清浄の世界になずけられたるなり。

阿閦佛国経巻上善快品に「阿閦如来無所著等正覚は、昔菩薩道を行ずるときこの大僧那僧、涅を被るをもって即ちこの願をなす。佛いわく、昔菩薩道を行ずるとき、若干百千の人、また計るべからざる無央数の人のために徳本を積累し、無上正真道においてこの積累せる徳本をもって、佛道を作し、及びその佛刹を浄めんと願じ、所願のごとく其の佛土を厳らんと欲し、すなわち亦その願を具足す」といひ・・(続)

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