第1回(1/3)・福聚講鎌倉13佛霊場巡拝(2014-1-26 晴れ)
「仏教では、人が亡くなると、十三の仏様が姿を変えた十三王によって裁決されるとされています。亡き人の追善供養の佛として浸透している日本独自の信仰です。現世のうちから、お参りをし、功徳をつみ、より良く生きようとするのが、十三仏信仰です。この信仰は室町時代に成立されたと言われています。*逆修は、生きている間に修行しておくこと」高原師の法話
鎌倉駅東改札口10時集合。5番乗り場からバスに乗車、10時発、バスは鎌倉駅正面を出て若宮大路を過ぎ鶴岡八幡宮で右手に折れて、進むこと15分、泉水橋下車。泉水橋で降り、歩いて4分、明王院着。
○第一番札所明王院(真言宗御室派)
開山 鶴岡八幡宮別当定豪
開基 藤原頼経
本尊 不動明王
明王院は、十二所という地が、幕府の政所から見て鬼門の方角にあったため、鬼門よけとして建立され(1235年)、五大明王が祀られた。鎌倉で五大明王を祀るのは明王院のみ。不動明王像は国の重要文化財に、指定されている。毎月28日は「お不動の日」として護摩法要が行われる。
朝早いせいか、茅葺き屋根の本堂はひっそりと佇み、冬枯れの庭は、静かだった。以前28日の「お不動様の日」に参詣したが、あの時のにぎわいは無く空気が澄んでいる。今日は、落ち着いて趣のある境内が見渡せた。ひいらぎ南天や水仙が冬の庭を明るく彩り、目を楽しませてくれる。また木の根本近くに置かれている職人さんがわらで作った作品(わらぼっち…冬枯れの庭に、梅と竹と松を見立てたもの)がとても可愛い。お寺の心遣いが暖かく伝わった。
本堂前で、納経。十善戒、般若心経、十三佛のご真言など心を込めて読経する。読経の声が、綺麗に揃って、気持が澄んでくる。10時40分寺を辞し、徒歩で、金沢街道沿いに浄妙寺へ、10時55分着。手前に駐車場があり、そこから参道が続いている。参道は緩やかな登りで、すぐに浄妙寺に着く。
○第二番札所浄妙寺(臨済宗建長寺派)
開山 退耕行勇
開基 足利義兼(1188年創建)
本尊 釈迦如来
鎌倉五山第五位の由緒ある禅宗の寺で、室町時代は境内に23の塔頭を持つ大寺院であった。現在の浄妙寺は、総門・本堂・客殿・庫裡の佇まい。茶室喜泉庵と枯山水の庭は平成三年に復元。本堂の奥にある鎌倉稲荷神社は、鎌倉の地名の由来になったという。
山門の先は、綺麗に整えられた庭が広がっている。梅の古木が二,三輪花を咲かせ、咲き残った山茶花の赤が色を添えている。冬にしては暖かな陽差しに光っている境内の中央に、石畳が真っ直ぐに本堂まで続く。どっしりとした構えの本堂。豊かで大きな緑の屋根は、青空にすっきりと映えている。本堂前で納経。
本堂左手からは墓地に通じているが、更に左に別れると、登り道がある。右に少し登ると、左手に「石窯ガーデンテラス」、古い洋館を利用したお寺の中のお洒落なカフェ・レストラン。テラスの前には、イングリッシュガーデンもある。
浄妙寺を11時15分に辞し、徒歩で、第八番札所報国寺へ。…………つづく。
「仏教では、人が亡くなると、十三の仏様が姿を変えた十三王によって裁決されるとされています。亡き人の追善供養の佛として浸透している日本独自の信仰です。現世のうちから、お参りをし、功徳をつみ、より良く生きようとするのが、十三仏信仰です。この信仰は室町時代に成立されたと言われています。*逆修は、生きている間に修行しておくこと」高原師の法話
鎌倉駅東改札口10時集合。5番乗り場からバスに乗車、10時発、バスは鎌倉駅正面を出て若宮大路を過ぎ鶴岡八幡宮で右手に折れて、進むこと15分、泉水橋下車。泉水橋で降り、歩いて4分、明王院着。
○第一番札所明王院(真言宗御室派)
開山 鶴岡八幡宮別当定豪
開基 藤原頼経
本尊 不動明王
明王院は、十二所という地が、幕府の政所から見て鬼門の方角にあったため、鬼門よけとして建立され(1235年)、五大明王が祀られた。鎌倉で五大明王を祀るのは明王院のみ。不動明王像は国の重要文化財に、指定されている。毎月28日は「お不動の日」として護摩法要が行われる。
朝早いせいか、茅葺き屋根の本堂はひっそりと佇み、冬枯れの庭は、静かだった。以前28日の「お不動様の日」に参詣したが、あの時のにぎわいは無く空気が澄んでいる。今日は、落ち着いて趣のある境内が見渡せた。ひいらぎ南天や水仙が冬の庭を明るく彩り、目を楽しませてくれる。また木の根本近くに置かれている職人さんがわらで作った作品(わらぼっち…冬枯れの庭に、梅と竹と松を見立てたもの)がとても可愛い。お寺の心遣いが暖かく伝わった。
本堂前で、納経。十善戒、般若心経、十三佛のご真言など心を込めて読経する。読経の声が、綺麗に揃って、気持が澄んでくる。10時40分寺を辞し、徒歩で、金沢街道沿いに浄妙寺へ、10時55分着。手前に駐車場があり、そこから参道が続いている。参道は緩やかな登りで、すぐに浄妙寺に着く。
○第二番札所浄妙寺(臨済宗建長寺派)
開山 退耕行勇
開基 足利義兼(1188年創建)
本尊 釈迦如来
鎌倉五山第五位の由緒ある禅宗の寺で、室町時代は境内に23の塔頭を持つ大寺院であった。現在の浄妙寺は、総門・本堂・客殿・庫裡の佇まい。茶室喜泉庵と枯山水の庭は平成三年に復元。本堂の奥にある鎌倉稲荷神社は、鎌倉の地名の由来になったという。
山門の先は、綺麗に整えられた庭が広がっている。梅の古木が二,三輪花を咲かせ、咲き残った山茶花の赤が色を添えている。冬にしては暖かな陽差しに光っている境内の中央に、石畳が真っ直ぐに本堂まで続く。どっしりとした構えの本堂。豊かで大きな緑の屋根は、青空にすっきりと映えている。本堂前で納経。
本堂左手からは墓地に通じているが、更に左に別れると、登り道がある。右に少し登ると、左手に「石窯ガーデンテラス」、古い洋館を利用したお寺の中のお洒落なカフェ・レストラン。テラスの前には、イングリッシュガーデンもある。
浄妙寺を11時15分に辞し、徒歩で、第八番札所報国寺へ。…………つづく。