今日は二十四節気の「雨水」の日です。この意味は『暦便覧』には「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」とあるようです。
何十年か前、勤務地の長野でよく聞いた早春賦(注)の「氷解け去り 葦は角ぐむ」の歌詞を懐かしく思い出したりします。
また昨夜は庭に出てみると十日夜の月ともいわれるふっくらとしたお月さまがあかあかと照って私の影を映しました。「つきかげのやや寒きさえ心地よし すでに春ぞとおもふばか . . . 本文を読む
18、(十二難のところ)
仮使興害意 推落大火抗 念彼観音力 火抗変成池
或漂流巨海 龍魚諸鬼難 念彼観音力 波浪不能没
或在須弥峯 為人所推堕 念彼観音力 如日虚空住
或彼悪人逐 堕落金剛山 念彼観音力 不能損一毛
或値怨賊繞 各執刀加害 念彼観音力 咸即起慈心
或遭王難苦 臨刑欲寿終 念彼観音力 刀尋段段壊
或因禁枷鎖 手足被紐械 念彼観音力 釈然得解脱
咒詛諸毒薬 所欲害身者 . . . 本文を読む
角田さんの「江戸三十三観音霊場・東京十社巡拝記録第10回 」その4
江戸札所第24番 長青山 寶樹寺 梅窓院(東京都港区南青山2-26-38)
札所本尊 泰平観世音菩薩
宗派 浄土宗
浄土宗梅窓院は、寛永20年(1643年)徳川家康以来の家臣、老中青山大蔵少輔幸成が、逝去した時、幸成の下屋敷内に、13,247坪を画して、側室(法名 長青院殿天譽利白大姉)を大檀越として、建立されました。(因みに . . . 本文を読む
昨夜夢を見ました、70近い私もついに戦争に行く夢です。軍艦に乗り込む夢でした。
今朝のニュースでは中国が南沙諸島に地対空ミサイルを配備したと出ていました。正夢とならないことを祈るばかりです。こうして次々に南シナ海にミサイル基地を作られては尖閣どころではありません、アメリカも手の打ちようのないところまで来ています。「侵略国家中国」というサイトがありました。中国は歴史的に一貫して侵略国家でしたが戦後も . . . 本文を読む
お釈迦様のご一生
お釈迦様のご一生は八相成道といわれる8つの場面で説明されます。下天・託胎・誕生・出家・降魔・成道・転法輪・涅槃です。
「下天」とは 兜率天に下生されたこと。「託胎」とは、お釈迦様が衆生済度のため兜率天より白象にのり降りてきて、摩耶妃の右脇より胎内にはいられたことです。(「佛本行集経」)
・「誕生」とはBC.463年4月8日ルンビニー(藍毘尼)で 浄飯王の摩耶夫人の右脇から出生 . . . 本文を読む
17、具足妙相尊。偈答無尽意。汝聴観音行。善応諸方所。弘誓深如海。歴劫不思議。侍多千億仏。発大清浄願
(三十二種・八十種好という)妙相を具足される(釈)尊は偈を以て無尽意に答へたまはく。『汝じ聴け、観音の行は善く諸の方所に応ず。弘誓(観世音菩薩は本来正法明如来と号されたが衆生済度のため娑婆世界に出てこられている)の深きこと海の如し。歴劫にも思議せられず。多く千億の仏に侍して、(利他行の)大清浄願 . . . 本文を読む
角田さんの「江戸三十三観音霊場・東京十社巡拝記録第10回 」その3
午前11時40分、第三番参詣所 長谷寺に着きました。
江戸札所第22番 大本山 永平寺別院 長谷寺「ちょうこくじ」(東京都港区西麻布2-21-34)
本尊 釈迦牟尼佛・弥勒佛・阿弥陀如来の三世佛。
観音堂奉安 麻布大観音
宗派 曹洞宗
慶長3年(1598年)、渋谷が原と呼ばれた、この地には、古くから、観音堂が、建ち、奈良・ . . . 本文を読む
16、無尽意。観世音菩薩。有如是自在神力。遊於娑婆世界。 爾時、無尽意菩薩、以偈問白。世尊妙相具。我今重問彼。仏子何因縁。名為観世音
「無尽意よ、観世音菩薩は、是の如き自在神力あって、娑婆世界に遊びたもう。」
「爾の時、無尽意菩薩、偈を以て問うて白さく。世尊は妙相を具したまへり。我(無尽意菩薩は)今重ねて彼(仏陀)に問ひたてまつる。仏子(たる観世音は)何の因縁あってか名ずけて観世音と為すや」
. . . 本文を読む
角田さんの「江戸三十三観音霊場・東京十社巡拝記録第10回 」その2
第二番参詣所 東京十社 赤坂氷川神社(東京都港区赤坂6-10-12)
御祭神 素盞鳴尊(すさのおのみこと)
奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)
大己貴命(おおなむぢのみこと)=(大国主命・おおくにぬしのみこ
と)
天歴5年(951年)村上天皇の御代に、武州豊島郡人次ヶ原(俗称・古呂故ヶ岡・ . . . 本文を読む
昨日は涅槃会でした。
では涅槃の意味はなにか。
結論を先に言います。涅槃の意味はお釈迦様涅槃のお姿を見せることにより涅槃の本質に気付かせることにあります。つまりお釈迦様の涅槃は真理(佛性)の不生不滅を示しており、我々凡夫も他のために尽くそうという佛性を開発すればお釈迦様と同じく不生不滅になれるということにきずかせることにあります。
2月15日涅槃会に際して大般涅槃経を何度も読見返すなかでこの . . . 本文を読む
15、無尽意菩薩。白仏言。世尊我今当供養観世音菩薩。即解頸衆宝珠瓔珞。価直百千両金。而以与之。作是言。仁者。受此法施。珍宝瓔珞。
時観世音菩薩。不肯受之。無尽意。復白観世音菩薩言。仁者。愍我等故。受此瓔珞。爾時仏告観世音菩薩。当愍此無尽意菩薩。及四衆。天。龍。夜叉。乾闥婆。阿修羅。迦楼羅。緊那羅。摩猴羅伽。人等故。受是瓔珞。即時観世音菩薩。愍諸四衆。及於天。龍。人等。受其瓔珞。分作二分。一 . . . 本文を読む
角田さんの「江戸三十三観音霊場・東京十社巡拝記録第10回 」その1
福聚講(高原耕昇講元)は、2月7日(日)、第10回江戸三十三観音・東京十社巡拝行を行いました。この日の前夜、東京地方は、都下郊外地区には、淡雪が降り、家々の屋根や庭木には、薄っすらと雪化粧が施されていましたが、都心に入ると、降雪はなかったようでした。青空が映える、好天気でもありました。午前10時、この日一番目の巡拝所である、日枝 . . . 本文を読む
三密(身口意)の力
毎日修している秘法の中に「四無量観」という瞑想があります。これは密教修法には必ず入っているものです。最近ここを修していて改めて「三密加持」の力に、思い至りました。この修法のなかでは、「我が修する三密加持力により、生きとし生けるものが幸せでありますように」「我が修する三密加持力により生きとし生けるものが苦患から脱せますように」「我が修する三密加持力により、生きとし生けるものの願い . . . 本文を読む
14、無尽意。是観世音菩薩。成就如是功徳。以種種形。遊諸国土。度脱衆生。
是故汝等。応当一心供養観世音菩薩。是観世音菩薩摩訶薩。於怖畏急難之中。能施無畏。是故此娑婆世界。皆号之為施無畏者。
「無尽意よ。是の観世音菩薩は(以上のように三十三身・十九説をもって)是の如き功徳を成就し、種種の形を以て諸の国土に遊び、衆生を度脱したもう」
「是の故に汝等(なんだち)、応当(まさ)に一心に観世音菩薩を供養すべ . . . 本文を読む