福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

枢軸時代

2016-07-07 | 法話
カール・ヤスパースは『歴史の起原と目標』で紀元前500年頃を中心とする前後300年の幅をもつ時代を「枢軸時代」と称して、 「この時代には、驚くべき事件が集中的に起こった。シナでは孔子と老子が生まれ、シナ哲学のあらゆる方向が発生し、墨子や荘子や列子や、そのほか無数の人びとが思索した、・・インドではウパニシャットが発生し、仏陀が生まれ、懐疑論、唯物論、詭弁術や虚無主義に至るまでのあらゆる哲学的可能性 . . . 本文を読む
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将来受けるべき前世の業を今受けている

2016-07-06 | 法話
現世でいろいろな苦を受けている人は、将来受けるべき前世の業を今受けていて、前世の業を消しているのだというお経の言葉です。 「もし、人のために軽賎せらるるときは、 この人、先世の罪業にてまさに悪道に堕すべかりしを、 今世に人に軽賎せらるる故を以って、 先世の罪業すなわち消滅せられ、まさに阿耨多羅三藐三菩提を得べし。 金剛般若経」 . . . 本文を読む
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中臣祓訓解、(伝弘法大師作)から・・・6

2016-07-05 | 諸経
中臣祓訓解、(伝弘法大師作)から・・・6 経にいわく「・・祓はこれ不死の薬なり。故によく万病を治す。しかればすなわち決定の業といえども能くこれを転ず。もし亦悪道に堕すといえども必ず苦に代わる。永く三悪道を離れて即ち成仏すること疑いなし。」 おもんみればわが国は神国なり。神道の初め、天津祝詞を呈し天孫は国主なり。諸の神まちまちに賞罰験威を施して、肆つらねるに君臣崇重して幣帛を奉じ、黎下(人民)導行 . . . 本文を読む
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人生の不条理と信仰の揺らぎについて

2016-07-05 | 法話
マザーテレサもじつは信仰に揺らいでいたといいます。彼女の日記Mother Teresa: Come Be My Light に書かれてあるようです。「いとけない子供たちがこんな悲惨な目に遭わなければならないなんて神は存在しないのではないか?」という疑問と戦いつつ貧民窟で救済活動を続けていたというのです。「貧しい人にふれる時、わたしたちは、実際にキリストの身体にふれているのです。わたしたちが、食べ物 . . . 本文を読む
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中臣祓訓解、(伝弘法大師作)から・・・5

2016-07-04 | 諸経
中臣祓訓解、(伝弘法大師作)から・・・5 「高天原(たかまのはら)に」(色界の一番下の梵衆天のことである。三光天(日光天・月光天・明星天子)がおられ南閻浮樹の下、高庫蔵がこれである。五臓の中の大蔵なり。ゆえに万宝の種を納む。) 「神留坐(かむづまりましま)す」(天照大神・豊受大神・高皇産霊神たかみむすびのかみ・神皇産霊神かみむすびのかみ・津速産霊神(つはやむすびのかみ・天御中主神を始源神とし高皇 . . . 本文を読む
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四国88カ所遍路の旅その十一

2016-07-03 | 講員の巡礼(お四国他)ほか投稿
四国88カ所遍路の旅その11~第60番 石鈇山 横峰寺  . . . 本文を読む
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中臣祓訓解、(伝弘法大師作)から・・・4

2016-07-03 | 諸経
中臣祓訓解、(伝弘法大師作)から・・・4 吾聞く、天神地祇を敬祭するには、潔清なるを以て懐おもひを益したまふ。故に不浄のものは鬼神の悪むところなり。<天霊を神といひ、地霊を祇と名ずけ、人の魂を鬼と号く。謂はゆる天神地祇人鬼これなり>。聖朝勅語の辞は「災いを擾ひ福を招き、必ず幽冥に憑よる。神を敬ひ仏を尊び、清浄なるを先とす」(続日本紀、神亀 2 年 (725) 7 月 17 日の詔勅『続詔二七道諸 . . . 本文を読む
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愚迷発心集(解脱上人貞慶)より

2016-07-02 | 法話
・過去にいまだ発心せざるがゆえに今既に常没の凡夫たり。今生むなしく過ぎなば後生いよいよ悪趣の異生とならん。(前世で発心してなかったからいつまでも凡夫となっている。現世でもむなしく過ごせばやがて来世は地獄餓鬼畜生に生まれることとなる)愚迷発心集(解脱上人貞慶)より . . . 本文を読む
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中臣祓訓解、(伝弘法大師作)から・・・3

2016-07-02 | 諸経
中臣祓訓解、(伝弘法大師作)から・・・3 大麻(おおぬさ、幣)の体相(本質と姿)は自性清浄の三昧耶(幣は自分が本来清浄であるということを顕す象徴)。普現三昧の形表なり(何処にでも現れて衆生済度するという形)。それ忍辱の袍を着、正直の笏を把り、三毒七難、(貪瞋痴と火難・水難・暴風雨難・刀杖難・鬼難・枷鎖難・怨賊難)を祓ひ、五濁八苦(劫濁・衆生濁・煩悩濁・見濁・命濁、生・老・病・死・愛別離苦・怨憎会 . . . 本文を読む
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福聚講当面の計画ご連絡

2016-07-02 | 定例会のお知らせ
1、8月より関口さんのお骨折りにより毎月第一日曜日に関東一宮参拝を始めます。予定に載せていきますのでご参画ください。 2、7月16日、護国寺定例参拝の後、最近の信仰談・関東一宮参拝計画説明をかねて暑気払いを予定します。参加いただける方は講元に連絡ください。 . . . 本文を読む
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愚迷発心集(解脱上人貞慶)より

2016-07-01 | 法話
・今刹那の快楽は実にもって無益なり。・・未来長劫の悩み深くこれを厭うべし。・・ . . . 本文を読む
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中臣祓訓解、(伝弘法大師作)から・・・2

2016-07-01 | 諸経
中臣祓訓解、(伝弘法大師作)から・・・2 祓これを神代の上(かんずまき)には遂之(やらひます)といふ、此には波羅賦はらへ、といふと云々。その実を考え校ふるに、智慧の神力をもって怨敵四魔を破す。祭文の本紀にいわく「三世の怨敵は境を隔てて近からず、万人の悪念は境を超えて遠く滅す。凡そ三災七難 (三災は飢饉・戦争・疫病、薬師経の七難は 人衆疾病・他国侵逼・自界叛逆・星宿変怪・日月薄蝕・非時風雨・過時不 . . . 本文を読む
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