今日は明恵上人が高山寺において四座講式を選せられた日 . . . 本文を読む
(三大實録・(清和天皇)貞観三年一月二十一日に大仏修理開眼供養の詔勅がありました。斉衡二年(855)五月に地震で大仏様の頭部が落下したが、真如法親王(高丘親王)を検校として貞観三年(861)三月十四日に修理が完成し、盛大な開眼供養会が営まれました。これはその年の一月に開眼供養にむけて用意するように述べたもの。)
「是の日、山城・河内・和泉・摂津及び七道諸国司に宣詔す。近来東大寺大毘盧遮那佛を修理 . . . 本文を読む
今日21日は行基菩薩に大僧正位が贈られた日です。続日本紀巻十六に「天平十七年(745)正月己卯【廿一】》○己卯。詔、以行基法師為大僧正」とあります。行基菩薩は740年(天平12年)聖武天皇に依頼され大仏建立に協力してきましたが天平15年(743年)東大寺の大仏像造営勧進に起用されています。大仏造営がはかどったため大僧正が贈られたのでしょう。 . . . 本文を読む
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三代実録 / 貞観五年(863)正月廿一日甲申条
「廿一日甲申 停内宴 以天下患咳逆病也」
(廿一日、内宴を停止した。世の人々が咳逆病を患っているからである。
天皇は清和天皇。内宴(ないえん)とは、平安時代に1月下旬に内裏にて行 . . . 本文を読む
・今日1月19日は嵯峨帝より大師に東寺が下賜された日です。高野大師御広伝に「弘仁十四年正月十九日、東寺を以て永く大師に給う。勅使藤原朝臣良房、請来法文曼荼羅道具等、幷に公家奉書一切経論等、大経蔵に納める。その後、(嵯峨)天皇大師を主として灌頂を受ける・・」とあります。大師の御遺告には「・・但し、弘仁の帝皇、給ふに東寺を以てす。歓喜に勝えず、秘密の道場と成せり。努力努力他人をして雑住せしむることなか . . . 本文を読む
今日一月十九日は大師が、渤海国大使王孝廉から書状並びに新詩一章を送られ返書を呈された日です。(高野雑筆集、弘法大師全集).弘仁六年(815,大師42歳)一月十九日の時です。王孝廉は弘仁五年渤海大使として副使高景秀らとともに渤海の前王元瑜(定王)の死と新王言義(僖王)の即位を奏上する名目で来日,方物(貢献物)を献じ、弘仁六年従三位を授けられています。学才豊かで《文華秀麗集》に漢詩(「海国来朝、遠き方 . . . 本文を読む
史料綜覧 巻五 / 弘安四年(1281)正月十九日条
「十九日 異国降伏ヲ大神宮ニ祈ル」
天皇は後宇多天皇。鎌倉幕府将軍は惟康親王、執権は北条時宗。
此の年の10月に弘安の役がおこりますが、この正月に無学祖元が時宗に「莫妄想」の語を与えたと伝わります。
大神宮とは伊勢の皇大神宮(内宮)のこと。 . . . 本文を読む
今日は神々のために諸国国分寺に平城天皇が大般若経を置き奉読させた日
『日本後紀』大同四年(809)正月乙未(18日)条
「天下諸国をして名神の為に大般若経一部を写し、奉読供養し、国分寺に安中せしむ。若し国分寺無くば定額寺に於いてせよ。」
大同四年四月迄は天皇は平城天皇。延暦四年(785)早良新王が藤原種継暗殺事件の責めを負わされて憤死した怨霊を鎮める為もあったかもしれませんし . . . 本文を読む
今日は仁壽殿観音供の日
公事根源に「仁壽殿観音供 同日(一月八日)
東寺の長者たる人の此の事をば勤するなり。里内(仮皇居)の時は真言院にて行はる。応和二年962六月十八日、観音像一體を仁壽殿に安置せらる。寛空僧正(注1)をして開眼供養あり。是は毎月の事にて天子の御祈の為なり。昔は夜居の僧とて二間にて召しおかれて御加持を致しけるにや。」
(注1)寛空僧正
宇多法皇及び神日から . . . 本文を読む
亡者送りは浅草寺の「温座秘法陀羅尼会」の秘密結願として行われます。この時燃やされる松明のかけらは疫病退治に効果があるとされます。以下浅草寺のホームページ等に依ります。
「温座秘法陀羅尼会」は浅草寺全住職により勤修する年頭の法要で、江戸中期より伝わる年間で最も厳粛な行事。昼夜とぎれることなく7日間にわたって「観音秘密供養法」という修法を168座行なう。
修法が1座終わるとすぐに . . . 本文を読む
今日は孝謙天皇が「造東(大)寺司奉請文」に署された日。(「宸翰英華」に依る)
「造東(大)寺司奉請文」
沙金貮拾陸両東大寺に有り。
「右造寺司請ふ所、件の如し
「宣」(孝謙天皇御宸筆) 巨福朝臣福信
天平勝寶九歳757正月十八日
(異筆)同月二十一日を以て数以を下す。
長官佐伯宿祢今毛人 判官紀朝臣
鍳子巨福朝臣福信 . . . 本文を読む
「問。菩薩名を稱するに何が故に脱苦と苦を脱せざるとある耶。
答。至心なれば則ち脱す、不至心なるが故に脱せず。
問。菩薩自ら應に之を救ふべきに何ぞ須らく至心ならんや。
答。
・至心を以ての故に則ち罪滅す。菩薩は方に之に應ずるを得る耳。故に須く至心なるべし。
・二は罪輕ければ則ち苦を脱す。罪重ければ則ち苦を脱せず。
・三は習因に厚薄あり。薄は苦を脱し、厚は苦を脱せず。
・四は業に定・不定 . . . 本文を読む
「問。菩薩名を稱するに何が故に脱苦と苦を脱せざるとある耶。
答。至心なれば則ち脱す、不至心なるが故に脱せず。
問。菩薩自ら應に之を救ふべきに何ぞ須らく至心ならんや。
答。
・至心を以ての故に則ち罪滅す。菩薩は方に之に應ずるを得る耳。故に須く至心なるべし。
・二は罪輕ければ則ち苦を脱す。罪重ければ則ち苦を脱せず。
・三は習因に厚薄あり。薄は苦を脱し、厚は苦を脱せず。
・四は業に定・不定 . . . 本文を読む