SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

菩南座にて SHIME LIVE

2009-04-26 | バンド・音楽
音楽系に関して言えば、そのほとんどはmixiで会話や連絡をしている。
mixiのようなSNSの場合はブログと違い、会話が双方向で、コメントを
しやすいメリットがあり、更にメール機能が付いているから便利だ。
気に入ったアーティストを通じて、芋づる式に仲間や情報が増えていき、
そして実際に出会うようなことが多い。

ここのところ、そういったSNSの輪の中で「菩南座」という単語がよく出てきていた。
ここはたった4畳半ほどのライブハウス兼バーである。
日本の音楽シーンに詳しい人なら知っているべき店らしい。
残念ながら私は知らなかった。
マスターは相当な有名人らしいし、出演しているミュージシャンは
驚くような人が多い。

先月、大学卒業以来、久し振りに会ったSHIMEのライブが偶然にも
この菩南座で行われることに気がついたので、山のように積み上がった仕事は
放棄して、小田急江ノ島線鶴間へ向かった。

結論から言えば、菩南座という店は、私の求めていた理想の空間であった。

そして、SHIMEの歌は菩南座にも溶け込んで、ひじょうに楽しかった。




鶴間駅を降りて3分ほど歩いた住宅地の中にその店はあった。
ライブハウスとしては、そもそも不思議な場所にある。




店の入り口の前で私を迎えてくれたのは、きれいな顔のネコだった。
まずは、初めての御挨拶だ。
どうやら、入店する資格は得られたらしい。
音楽が好きで猫や犬が好き。という関門は合格か。




SHIMEのライブは既に始まっていた。
さすがに会社から鶴間へは時間が予想以上にかかってしまったのだ。
入った途端、SHIMEから「いらっしゃい!」の声。
そして、客席にはバンドで一緒にライブをやっているベースの夫婦が居た。
来る約束をしていたわけではなかったので驚いた。
そしてmixiでマイミクになっているnobuさんが、この日、お店の手伝いを
していた。初対面だった。




SHIMEの歌は相変わらず、心に沁みて響くし、ギターのテクニックには
本当に感動する。
うちのバンドのベーシストとSHIMEも大学で同じ部に居た。
やはり20数年ぶりの再会だ。
ベーシストは理工学部、SHIMEは法学部、私は商学部だ。




お店は確かに広くはない。
客席は四畳半ほどだ。
厨房は比較的スペースがある。
しかし、ものすごい量の物たちで溢れていて、見るだけでも楽しい。
このごちゃごちゃした雰囲気が妙に落ち着くのだ。
そして、暗くて香の匂いもあり、妖しい雰囲気もある。
マスターは業界では有名人であり、なにやらオーラのある人だ。




絵になる人だ。
とてもかっこいいのだが、取材や雑誌でカメラマンから撮られるのは
苦手だそうだ。








SHIMEのオリジナル曲は特に好きだ。
Rainbow childという自分の子供のことを歌った曲は名作だ。
涙が出そうになる。

九州の友人のラーメンの歌も面白く元気が出る。





SHIMEとお客が全員で会話をしながら進めることができる広さ。
やはり、それが一番だ。
写真を撮りあったり、一緒に飲んだり。

お店の手伝いのnobuさんは、店が終わったら、鹿の角を探しに
山へ行くのだそうだ。
デジカメにぶらさがっているスタッグが気になる。









ライブ終了後、しばらく一緒に飲んで、そして客とSHIMEさんで一緒に帰る。
電車は終電だった。


また菩南座でライブをやって欲しいと思った。



SONY α900、AF50mm/F1.4









コメント (14)
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